車いす体験

                         

車いす体験は、実際に車いすに乗ってみることで、体の不自由な人の気持ちに共感し、乗っている人の気持ちになって車いすを扱うことができるようになることをねらいとしています。

 

この体験を通じて、これから介護にかかわる仕事をしていく研修受講生が、自分たちが通う学校、事業所、地域を車いすで歩き、簡単な介助を体験することにより、車いす利用者を同じ地域に住む隣人として理解し、自分たち自身が地域のバリアフリーの取り組みについて考えることを目指しています。

 

実際に近所の遊歩道を車いすに乗って走行してみると、意外と凸凹していてお尻に振動が伝わります。車道に出てみるとわずか1㎝程度の段差や側溝の蓋などに前輪が当たり、前進できなくなります。

乗り心地だけでなく、視線が低くなることで、真横を自動車が通過していく際に恐怖を感じますし、スピードも速く感じます。

 

 

この体験を通じて、高齢者や障がいのある方を取り巻く環境について理解を深め、自分たちに何ができるか、利用者の視点に立って考えられる介護員になっていただきたいと思います。