介護職員初任者研修10日目

 

 

 介護の仕事は、利用者やそのご家族とコミュニケーションを取る機会がたくさんあります。場合によっては、何気なく言った言葉が相手を傷つけたり、気分を害してしまったりすることがあります。

 私自身も上司や先輩に注意されたことがありますし、何がダメでどこまでがOKなのか、現場で働く介護職の中には、利用者やそのご家族に対する言葉遣いが難しいと感じる方もいらっしゃいます。

 

では、具体的にどのような言葉・口調は使ってはいけないのでしょうか?

 

介護現場で使ってはいけない言葉・口調とは?

 

①タメ口       プライベートで接しているのではなく介護士という立場で働

           いている中でのコミュケーションなので、利用者には敬意を

           持って接する必要があります。

 

②赤ちゃん言葉    幼稚な言葉遣いは利用者だけでなく、ご家族も不快にさせて

           しまいますので使ってはいけません。

 

③脅し文句・命令口  利用者に怖い思いをさせる言葉は決して使ってはいけませ

           ん。どんなときでも「~しましょう」「~をしてください」

           「~をしていただけませんか」というように丁寧な言葉を使

           いましょう。

 

④あだ名や呼び捨て  これは利用者のご家族や周りの人から見ていると不愉快にな

           る言葉です。失礼な人と思われてしまいます。「ちゃん」付

           けもNGですので「さん」を付けて呼ぶようにしましょう。    

 

⑤専門用語      介護職にとっては普通の言葉でも、利用者にとっては専門用

           語になってしまうことがあります。

           利用者の立場に立って考えて、理解できるような言葉に置き

           換えて話すことを心がけましょう。

 

⑥若者言葉      「ウケる~」「草」「ワラ」など、若者だったら理解できる

           流行りの言葉があります。そのような

           言葉を利用者に使ってしまうと、何を言っているの理解でき

           ず、非常に不安な気持ちにさせます。

 

 

介護者がどんな言葉づかいで利用者と接するべきか、また良い関係を築くためにはどうするべきか、コミュニケーションの能力や技術はとても大切です。

 

以下のことに気を付けながら、日々の介護に臨んでください。

 

・介護現場で赤ちゃん言葉や威圧的な言葉、若者言葉など、利用者が不安になったり混乱するような言葉は使わないようにする。

・利用者と介護者が気持ちよく接することができるように、相手の立場に立った言動を心がけることが大切。

・お互いに気持ちの良い関係を築くためには、相手を尊重した言葉選びを意識する。

若かりし頃の自分への戒めとして…