セクシャル・アルケミスト合宿の中で

“傷ついた癒し手”の話が出てきた。

ネイティブ・アメリカン文化の一つの伝承で、

最も偉大なヒーラーは、

苦難を通り抜け生き延びた者、

また、深く傷つき癒しを経験した者。

そういう人物は、人々に素晴らしい慰めを提供し、深い癒やしをもたらすことが出来る。

私はこれまでずっと、トラウマ、

辛く苦しい思いに、困難を癒そうとしてきた。

本当に苦しくて、辛くて、それが嫌で、

何とかしてそこから抜け出し、楽になりたい、そんな苦しみとはオサラバしたい、

と思ってひたすらアレヤコレヤをやって来た。

外側の何かがきっかけで、自分の中にある傷、痛みに気づくたび、それを癒して、

癒された時は、心に平安が戻ってきて。

あぁ、これで楽になった、

と思ったのも束の間、また別の痛みが出てきて、またそれに取り組み。。。

そうしていれば、いつか全部終わって、

おさらばできるのだと思っていた。

痛みと、苦しみと、その暗闇と決別したくて

金輪際関わらなくても良いように、

自分の中から完全デリートすることに

全力を費やしてきた。

何度も何度も繰り返し、あの手この手で

癒やして癒やして、癒しまくって。。。

昔と比べたら、随分と軽く、楽になってきた様にも感じることがあったけど、それでも一向になくなる気配がない。

これは嫌な予感がする。

もしかして。。。

丁度、合宿で、この

“Wounded Healer”

の話が出たので、私が感じていたその‘もしかして’を、薄々、そうじゃないか？と思ってた

（心の奥底で本当は気づいてた）ことを、

思い切ってTarica 師匠に訊いてみた。

『この癒しは、いつか

　　終わる日が来るのか？』

と。

Tarica から返ってきた答えは、

『終わらないよ』

予感的中！😭😭😭

本当は、答えを聞く前から分かっていた。

でも、それを認めるのが嫌で、

ずっと気づかないふりをしていたんだ。

そこを見ないように、目を背けて、

逃げていたんだ。

でもいい加減、認めないといけない

受け入れないといけない

その時が来た、と感じたから、

私はTarica に質問をしたんだ。

質問した時点で、何ていう答えが返ってくるのか？が分かって泣き出してしまった。

自分でも気がついていたけれど、

誰か、、、信じられる誰かから

その言葉をもらいたかったのかも知れない。

Tarica は、更にこう付け加えた。

『だけど、私たちは

　それに向き合うことで、

　軽くしていくことができる』

救われた気がした。

私には何よりも先ず、

この終わりなき痛み、苦しみを受け入れる強さが必要だった。

そう気づかせてもらったひとときだった。

仲間たちも、同じように皆、それぞれ傷つき、痛みを乗り越えてきた強者達。

皆、Wounded Healer なのだ。

みんな、とても美しい

そして強いよ。

その美しさは、その人の本質、

魂から放たれる神聖な美しさなのだ。

傷がなければ、魂の輝きは見えない

と、誰かが言っていたのを思い出した。

心の傷は、魂への入口、

その亀裂こそがギフトなのだ、ね。

そうそう、そういえばね、

にゃんこが、このワーク、セッションの間中、

私にピッタリと寄り添ってくれていた。

『大丈夫、俺がついてる、一緒にいるぜ』

みたいな♥

言葉じゃなく態度で示す、みたいな笑

彼もきっと、“傷ついた癒し手”の魂を持つものなのだろう。

かなりの手練れ！

にゃんこ師匠𓃠

『私達の真の強さは、

　これまで乗り越えてきた

　痛みや困難の中に存在する。』

　　　　　　by Denise Linn

　　　　　　　　Native Spirit Cardより

Wounded Healer 傷ついた癒し手