約8ヶ月前、私が今の病院で正式に乳がんの告知を受けた時…
告知と同時に治療方針も決まりしました。

医師は、乳がんについて書かれたパンフレットに、私のがんの悪性度や大きさ、ホルモンレセプターやHR2、Ki-67の結果をササッと書きながら…
(帰宅後、この結果を見ながら色々調べて、自分がトリプルネガティブと言う事を知りました…orz)
先生はこんな風におっしゃいました…

「*you*さんの場合、乳房内の腫瘍の大きさは1.8㎝で小さめではあるけれど、ご本人でも気付いてるようにリンパの方がかなり腫れてるんです。強い希望があれば、すぐにでも温存で手術は出来ますが、リンパに流れてしまってるので術前に半年間の抗がん剤治療をします。髪の毛は諦めて下さい。おそらく*you*さんは抗がん剤が良く効くタイプです。我々の目標は半年間の術前の抗がん剤治療で癌の完全消滅を狙います。」

そんな医師の言葉から私の抗がん剤治療が始まり、先日無事に手術が終わりました。


そして、術後初めての診察日。
術後の病理結果が出ていました…。


結果…


術前化学療法(抗がん剤)で、目標としていた完全奏功(=全ての癌が消滅)していました


抗がん剤治療は、肉体的にも精神的にも大変辛い治療です。
今まで元気だった身体が点滴をした瞬間から暫くの間は元気な身体ではいられなくなります。
そして、見た目の変化や副作用に悩まされ、気持ちもとっても弱くなります。

癌には今だ特効薬がない為に様々な治療法がありますし、私たち患者は治療法を選ばなければいけません。
抗がん剤治療は毒だと言う人も沢山います。

私は治療方針が決まる前、自分自身で腫瘍が短期間でどんどん大きくなっていくのに気づいていたので、治療方法をじっくりと選んでいる余裕は全くありませんでした。
ただ、ただ、まだ死ねない…と思うばかりで、病気になってしまったものは仕方ない…まだ死にたくないし、辛くても治療して、今乗り越えるしかないんだ!!って思ってました。

ただ家族や両親には自分が病気になってしまって、本当だったら経験しなくていい、悲しい思いや不安な思いをさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです…。


完全奏功とは、抗がん剤治療で全ての癌が消滅したと言う事を言いますが、決して、完治ではありません。

なので、この先も再発や転移への不安はなくなりませんし、自分ではどうすることも出来ないかもしれませんが、油断出来ません。


ただ少しでもリスクを減らす為に、6月中旬からは放射線治療に入ります。
副作用等を考えると初めての治療はドキドキしますが、今を乗り越えたいと思ってます。


傷口も順調で、無理をすると時々チクっと痛くなったり、傷口の突っ張る感があったりしますが、耳の横まで腕も垂直に上がりますし、術前と同じように動かせてます。