南イタリアのイスキア島
のんびり旅行記の続きです。
ホテルの近くでのんびりランチ。
前菜はタコのグリル、マッシュポテト、
ジェノベーゼ
シーフードトマトソースの
手打ちパスタに白ワイン。
うーん、このラクチンさが幸せ。
住んでるみたいな旅が今の気分。
ホテルに戻って、のんびり。スパも。
イスキア島には温泉があり、ホテルにはスパが
あります。
このホテルでも、毎日スパが一時間利用できます。
水着は持参しましたよ。
海の見えるバルコニーが最高で。
ホテルに戻って、お湯を沸かして良い香りの紅茶を淹れる。そしてホテルのバルコニーでのんびりするだけでも充分幸せです。
そういう過ごし方って特別じゃないんだけど、自分らしい特別さがあって、自分がどんなことで幸せになれるのかがわかる。
私は歴史ある海の眺めとバルコニー、温かい紅茶があれば幸せみたい。ヒントは非日常なのかな? そんなにお金かけなくても幸せになれますね。
このホテルのバルコニーが気に入って、朝や夕暮れ時に、のんびりくつろぎました。
アラゴン城が遠くに見えて、海に雲に夕暮れ。黄昏時、遠くの教会の金の音。バルコニーにも花が咲いていて庭園には輝くようなレモン。きれいだなぁ。
めちゃめちゃ南イタリアを感じます。
なんでそもそもイスキア島に行こうかと思ったかと言うと、私は作家のトルーマンカポーティの大ファンで、カポーティのイスキアの旅行記を読んだのがきっかけです。
カポーティは早春のイスキア島を旅して、パステルカラーの旅行記を書いていました。
学生の時からカポーティが好きなのが動機なのかな。もうずいぶん昔のこと。
昔の恋人がスタインベックの旅行記を読んで、「ポジターノのシレヌーセに行こう。世界一のホテルらしいぜ」って言ってくれて。でも私はその時には、シレヌーセに泊まったことがありました。カポーティのために、既に南イタリアを旅していたため。
本を読んで、いろんな場所に行きたくなるのって、やっぱりそれは言葉の力ってことなのかな?
塩野七生さんの歴史小説やエッセイがきっかけで、イタリア好きになって、それは今に至りますし、
最近は、ソクラテスやカエサルの言葉がなぜか胸に響いて、ギリシャに行きたいって思ったり、ローマに行ったりしてるわけです。
人を行動させる言葉を持ってるって、すごいことですよね。その言葉はもう既に魔法なんだ。
イスキア島は猫がいっぱいなんだけど、多分この子たちは夏専用のリゾート猫。つまり別荘を持ってる人たちの、夏の間のペットで冬のシーズンオフは寂しい猫たち。
人恋しくて甘えてくる。ちょっと悲しい猫たちなのでした。
近所の親切な猫おばさんがせっせと餌をあげていましたよ。だからふっくらして栄養状態は良さそうでした。
早く夏になって、飼い主さん達が戻ってくるといいね。
シーズンオフでお天気はイマイチだったけど、やっぱり海の眺めは美しい
海の向こうのピンク色の雲
来てよかったなぁ
イスキアポルトまでのんびり歩いて、シーフードのディナーを食べようと思います。
続く✨