ローマ旅の続きです。


世界最古の美術館といわれる

カピトリーニ美術館の

古代彫刻の備忘録 その1。


永遠の都ローマ展で

上野に来ていたカピトリーニのビーナスは

カピトリーニ美術館のものです。



川の神の擬人化





バッカス



悪魔ってこんな姿なのかもしれません



ミネルヴァ



ミケランジェロによる建築も素晴らしい



瀕死のガリア人





歴史的に価値のある建築物で展示されている

素晴らしい彫刻…

ヨーロッパの美術館は背景もこんななので、

さらに美しく感じます。

しかもガラガラに空いてるから

ゆっくり鑑賞できる。





人気の彫刻

ベルニーニのメデューサ。

威嚇する蛇の髪と対照的に

柔らかそうなあどけない清らかな唇。

困ったような大きな瞳は

自分の運命に戸惑う無垢な少女の物語を感じさせる。


ギリシャ神話:(wikiより)

元々美少女であったメドゥーサは、海神ポセイドーンとアテーナーの神殿の1つで交わったために(筆者注:ギリシャ神話アルアルですが、ほぼレイプ)女神アテーナーの怒りをかい、醜い怪物にされてしまう。これに抗議したメドゥーサの姉たちも怪物に変えられてしまう。姉のステンノーとエウリュアレーは不死身であったが、メドゥーサだけはそうでなかったため、ペルセウスに討ち取られたとされる。女神アテーナーはその首を、自分の山羊皮の楯アイギスにはめ込んだ。

別の伝承では、彼女はもともと美少女であり、特に自分の髪を自慢としていたため、アテーナーと美を競ってその髪を蛇に変えられたとされている[1]


蛇の髪を持つ怪物。その姿のあまりの恐ろしさゆえに見る者は石に変わったという。メデューサの過去は、海神の気まぐれで慰み物にされ、処女神アテーナーの怒りに触れて、怪物にされてしまった人間の美少女だった。


この彫刻は、メデューサがペルセウスに首を斬られる最期の瞬間だそう。

自分の理不尽で残酷な運命を思い、

え、嘘でしょ? 私死ぬの…⁉︎ と命乞いをしているような、いたいけな瞳。


メデューサは#ME,TOOの

象徴として、近年再注目されているそう。

元々のメデューサのギリシャ神話の物語は、紀元前の古代の怪物とは言え、あまりに理不尽で悲劇的です。

現代に生きている者としては、どうしても胸がザワザワしてしまいます。


作者の

16世紀の彫刻家ベルニーニも

メデューサの運命の理不尽さに同情していたように感じました。








それにしても…

一眼で物語を伝え、心を奪う…

彫刻はドラマチックで美しいです…💕✨


続く✨



これ、面白かった✨