会期が9/1までなので滑り込みの感はありますが、おきみゅーで開催中の恐竜アドベンチャー展を見に行ってきました。嬉しいことに展示物は全て撮影可で一部の化石は触れるほか、小さなお子様向けに発掘体験コーナーもあります。


触れる化石の例です。これは殻がまっすぐなタイプのアンモナイトで、恐竜がいた時代の海洋生物として、モササウルスやウミガメの一種と共に紹介されています。


ティラノサウルスの頭部と半身骨格です。噛む力が6トンにも及んだと推定されていることや胃内容物として砕かれた骨が残っている化石の発見例から、まさに当時の食物連鎖の頂点だったことが伝わってきます。

また、近年では鳥を恐竜に近縁な生物、もっと言うなら恐竜の中でもティラノサウルス等が属する獣脚類の生き残りと見なす説が支持されています。
始祖鳥も獣脚類に属し、現生の鳥よりも恐竜に近い特徴の1つとして「翼に爪があること」が挙げられていますが、ネオパークオキナワにまさにその特徴を持つ鳥がいるのを思い出しました。

南米原産のクロエリサケビドリです。この鳥がいるエリアには「たまに翼の爪で攻撃してくるのでご注意ください」という掲示物がありますが、私はむしろ狙ったようなタイミングで「アホーッ!」と吠えられることの方が多いです。
余談ですが始祖鳥の羽毛にはメラニンが含まれていたとされているので、生前はこんな色合いだったかも知れませんね。流石に鳴き声は「アホーッ!」ではないでしょうけど…

発掘調査隊のテントを再現した展示です。発掘体験コーナーではたくさんの子ども達が砂まみれになりながら埋まっている骨を探していました。

そして、中生代の植生の中で動く恐竜ロボット数体(これはステゴサウルス)でこの展示は締めくくられます。
当時は私達哺乳類の祖先は多くがネズミのような姿や大きさだった(※例外もあります)事を思うと、流れた時の長さをしみじみと感じます。