こんばんは、セリナです!前回からスタートしましたこのシリーズ。前回は’リバイバルブーム’が起きているという内容を書かせていただきました。しかし、もちろん’リバイバルブーム’と共に、現行のシーンも興隆期を迎えています。今回はそんな現行のRnB / ソウルシーンをご紹介したいと思います!

< 3. RnBass / トラップ・ソウル >
RnBassとトラップ・ソウルは個人的には同じサウンドを指すのではないかと解釈しています。’RnBass’とはウエスト・コースト( 西海岸 )のプロデューサー達が名付けたようでして、トラップの要素を多分に取り入れた、ドープなサウンドが特徴です。片や’トラップ・ソウル’というネーミングは、現在人気のRnBシンガー、ブライソン・ティラーのデビュー・アルバムのタイトルです。ブライソン曰く、’ヒップホップの影響を受けた世代が創り出すRnB / ソウルのこと’を意味するそうです。H.E.R.がグラミー賞で非常に高い評価を受けたことや、ザ・ウィークエンド等の活躍によりすっかり定着したこのRnBass。今やRnB=RnBassと言っても過言ではない程そのムーブメントは盛り上がりを見せています。
*そのムーブメントにさらなる彩りを添えているのが、’RnB+ソウル’,’RnB+ファンク/ディスコ/ハウス’,’RnB+レゲエ’,’RnB+ダンスホール’や’RnB+レゲトン’等々様々なジャンルとのフュージョンです。こうして、また新たな音楽が生まれていくのだと思います!

< 4. エレクトロ + RnB / ソウル etc... >
’エレクトロ’と様々な音楽をフュージョンさせることは大分以前から行われていたことだと思うのですが、’エレクトロ’+’RnB’は非常に相性が良く、例えばザ・ウィークエンド の‘Wasted’はエレクトロを巧みに取り入れています。アンダーソン・パークの’Am I Wrong’やカリード等も’エレクトロRnB’の代表格です。しかし’エレクトロ’+’ソウル’となると文章で説明するのは正直言いましてかなり難しいです。先日Apple Musicにて’エレクトロ・ミーツ・ソウル’なるプレイリストを見付けまして、早速聞いてみたのですが、非常にサイケデリックな印象を受けました。( その中にはサム・スミスの’Money On My Mind’等も含まれていましが、従来のサム・スミスとは少し印象が違いました。)恐らく’エレクトロ’+’ソウル’という試みはまだ発展途上にあるのだろうなという印象です。
*また、RnB / ソウルだけに留まらず、’エレクトロ’と’ブルース’や’ゴスペル’とのフュージョンまで試みていらっしゃる方もYouTube上にて発見しまして、非常に驚きました。この’エレクトロ’とのフュージョンで一番成功を収めているのは、意外にも歴史の長い’ジャズ’のようです。’エレクトロ・スウィング’と呼ばれ、欧米(特にヨーロッパ)でダンスミュージックとして今大人気だと何かの記事で読みました。

それでは今回はこの辺で!