お久しぶりです、セリナです!今回は先月8日にデビュー・アルバムをリリースしたばかりの、ジョルジャ・スミス( Jorja Smith )についてご紹介したいと思います。まずは彼女のプロフィールから見ていくことにしましょう。1997年6月11日生まれの21歳で、イギリスの南ロンドン( ウォルソール )出身です。’エイミー・ワインハウス2世’とも呼ばれているそうで、デビュー前からこれでもかと話題を振りまいてきた’超大型新人’( ちなみに美人でグラマラス )です。まず’Where Did I Go?’ ( アルバムの3曲目 )をドレイクがお気に入りの曲として語っており、ドレイクの2017年発売のアルバム’More Life’にもフューチャリング・アーティストとして2曲に参加しています。またケンドリック・ラマーも彼女を気に入っているようで、映画’ブラック・パンサー’のOSTにも’アイ・アム / I Am’( ‘ブラック・パンサー・ザ・アルバム’の6曲目 )で参加しています。さらに今年1月に行われた’ブリットアワード 2018’において’今年度最も期待する新人’( 過去にはアデルやサム・スミスも受賞 )に贈られる’Brits Critics Choice’にも選出( インディーズ初の快挙。他にはステフロン・ドンやメイベルもノミネートされていました )されています。さらに今年のサマソニへの参加も決定しているという、新人離れした経歴の持ち主です。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな彼女のデビューアルバムは全体的にチルでリラックスした雰囲気が漂っており、’Lo-Fi’( AMSR的な効果を狙っているのかなと思います )や’フリースタイル’といった流行りもしっかり取り入れているという抜け目のなさ。彼女のお父さんがネオ・ソウルグループ’2nd Naicha’のリード・ボーカルだったという影響もあるのか、非常にネオ・ソウル~フューチャー・ソウル(?)色の濃いアルバムに仕上がっています。もう一つ目を引くのはフューチャリング・アーティストがほぼいないことです。彼女の人脈を考えれば有名なアーティストを呼ぶことも可能だったと思うのですが、彼女は’自分自身’だけで勝負をしています。美人さんだけど、男前な部分もあるんですね!

しかし正直言いまして、彼女のアルバムを聴いてみて’世代の違い’を痛感しました。彼女の歌唱スタイルがチルNアンビエントNミニマルな10’sの象徴だとするならば、私にはなかなか理解し難いなというのが正直な感想です。彼女の気怠い感じに聴こえる歌い方は( 特に男性にとっては )セクシーなのでしょうが、情熱的な歌唱スタイルを好む私としてはちょっと波長が合わないなというのがアルバムを通して聴いてみた感想です。とは言え’万人受け’を狙うのではなく、完全に’男性’をターゲットに絞った潔さには感服します。と言うわけで、男性のRnBリスナーの方には強くオススメします。女性のRnBリスナーの方は好みがハッキリ分かれるアーティストだと思うので、まずは一度お聴きになってみられることをオススメします。’Shazam’の週間ランキング8位に入っていたところを見ますと、8曲目の’Blue Lights’がアルバムのメインだと思います。

*’男性リスナーの方にオススメ’と書きましたが、YouTubeのコメント欄を見ると女性からの支持の方が男性よりも多い印象を受けました。’気怠くセクシー’な女性こそが’今時の憧れの女性像’なのでしょうか?皆さんの感想をお伺いしてみたいので、是非コメント欄より感想をお寄せ下さい!よろしくお願いします!

*彼女の動画はたくさんあるので、今回はアルバムに収録されているMV+ブラックパンサーのOSTに収録に収録されている’アイ・アム’+最近リリースされた曲のURLを添付しておきますね!是非ご覧になってみて下さい!

1. Jorja Smith ‘Teenage Fantasy’

2. Jorja Smith ‘Where Did I Go?’

3. Jorja Smith ‘Blues Lights’

4. Jorja Smith + Preditah ‘On My Mind’

5. Jorja Smith ‘Let Me Down ft. Stormzy’

6. Jorja Smith ‘A Prince ft. Maverick Sabre’

7. Jorja Smith ‘Beautiful Little Fools’

8. Kendrick Lamar ft. Jorja Smith ‘I Am’

9. Jorja Smith ‘Get It Together ft. Drake’

10. Kali Uchis ‘Tyrant ft. Jorja Smith’

11. Jorja Smith ‘Tomorrow’

12. Jorja Smith ‘Something In The Way’