こんばんは、セリナです!今回は今年1/28に行われたグラミー賞の様子をブルーノを中心に振り返ってみたいと思います。皆さんもご存知の通りに、今年のグラミー賞はブルーノ一色だったと言っても過言ではありません。ブルーノは1. 年間最優秀レコード賞 2. 年間最優秀アルバム賞 3. 年間最優秀楽曲賞’That’s What I Like’ 4.優秀R&Bパフォーマンス’That’s What I Like 5. 最優秀R&Bソング’That’s What I Like’ 6. 最優秀R&Bアルバム’24K Magic’の主要6部門を制覇しました!ヒップホップ関連では、ケンドリック・ラマーが5冠を達成!今年のグラミー賞はとにかくブラックミュージック(RnBとヒップホップ)勢の躍進が目立ちました!今まではポップやロックが音楽界の中心でしたが、今回のグラミー賞では’時代の変化’をまざまざと見せ付ける結果となりました。ブラックミュージックを聴き始めて約20年経ちますが、’ようやくメインストリームに躍り出たんだ!’と思うと感無量です!
さて、それでは15年振りにNYのマディソン・スクエア・ガーデンにて行われました第60回グラミー賞のパフォーマンスと結果を軽く振り返っていきたいと思います。( 私はWOWWOWに加入していないので、インターネットの記事からの抜粋になります...)。今回の注目はNY出身で、最多8部門にノミネートされていたジェイZでした。ノミネートされていたアルバム’4:44’はアメリカに今も根強く残る黒人差別や私生活の告白など非常にメッセージ性が高く、サウンドも抜群に格好よかったのにも関わらず、結果は無冠に終わりました。これにはメディアもファンもかなり不満だったようです。私自身、ジェイZのファンの一人でもあるので、この結果には少し驚きました。
さて、オープニング・パフォーマンスを振り返っていきましょう。まず目を引いたのはケンドリック・ラマーとU2のボノ、ジ・エッジ、そしてコメディアンのデイヴ・シャペルが参加したパフォーマンス。非常にメッセージ性が強く、パワフルなステージとなりました。その他にもピンクやレディー・ガガが圧巻のステージを披露。2部門でノミネートされていたケシャがシンディ・ローパーやカミラ・カベロと共に彼女のヒット曲’Praying’を熱唱しました。その後、アーティストを紹介したジャネル・モネがセクハラ問題や男女平等を求める素晴らしいスピーチを行いました。パフォーマンスを披露したケシャが自身もセクハラ被害を受けていたことや、キューバ・メキシコ系移民の子孫であるカミラ・カベロのスピーチが続きました。
そして、受賞式へと進んでいきます。今年のグラミー賞の主役となったブルーノは’15歳の頃、ハワイで1000人近い観客の前で様々な楽曲を歌った時に、会場で知らない人同士が一緒に乾杯してお祝いしていたのを覚えていて、それをこのアルバムでやりたかった。愛のために書いたこのアルバムを聴いて、みんなに踊ってもらいたかった’とスピーチしました。メッセージ性の高い作品が並ぶ中で、ハッピーなブルーノの作品が選ばれた理由。他の方々はどう思われているのかは分かりませんが、私には痛い程理解することができます。辛い時や悲しい時にブルーノのアルバムを聴くと、知らず知らずのうちに笑顔になっているのです。それこそが音楽のパワーというものなのではないでしょうか。時にはシリアスなメッセージ性の高い音楽も必要ですが、時には純粋に’音楽を楽しむ’ことも必要だと個人的には思います。それこそが今の世知辛い世の中に必要とされているのだと思います。
ただ、女性の受賞者が圧倒的に少なかったことが気にかかるところです。全86部門中、女性が受賞したのはわずか17部門のみでした。女性としては最多ノミネートされていた、RnB界の新たな歌姫シザ(SZA)も結局は無冠。レディ・ガガ、ケシャ、ロード等も無冠に終わり、レコーディング・アカデミーの体質を疑問視する声も上がるグラミー賞となりました。

第60回グラミー賞 : 結果
・最優秀レコード賞
ブルーノ・マーズ
・最優秀アルバム賞
ブルーノ・マーズ
・年間最優秀楽曲賞
‘That’s What I Like’
・最優秀新人賞
アレッシア・カーラ

< ポップ部門 >
・最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス
‘Shape Of You’ / エド・シーラン
・最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス
‘Feel It Still’ / ポルトガル・ザ・マン
・最優秀ポップ・ボーカル・アルバム
‘Tony Bennett Celebrates 90’ / ヨンデ・ベネット(プロデューサー) (コンピレーション・アルバム)
・最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム
‘➗’ / エド・シーラン

< RnB部門 >
・最優秀RnBパフォーマンス
‘That’s What I Like’ / ブルーノ・マーズ
・最優秀トラディショナルRnBパフォーマンス
‘Red Bone’ / チャイルディッシュ・ガンビーノ
・最優秀RnBソング
‘That’s What I Like’ / ブルーノ・マーズ
・最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム
‘Starboy’ / ザ・ウィークエンド
・最優秀RnBアルバム
‘24K Magic’ / ブルーノ・マーズ

< ラップ部門 >
・最優秀ラップ・パフォーマンス
‘Humble’ / ケンドリック・ラマー
・最優秀ラップ/歌唱パフォーマンス
‘Loyalty’ / ケンドリック・ラマー ft. リアーナ
・最優秀ラップ楽曲賞
‘Humble’ / ケンドリック・ラマー
・最優秀ラップ・アルバム
‘Damn’ / ケンドリック・ラマー

< ジャズ部門 >
・最優秀インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ
‘Miles Beyond’ / ジョン・マフラクリン
・最優秀ジャズボーカル・アルバム
‘Dreams and Deggers’ / セシル・マクロリン・サルヴァント
・最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム
‘Bringin’ It’ / クリスチャン・マクブライド・ビッグバンド
・最優秀ラテンジャズ・アルバム
‘Jazz Tango’ / パブロ・シーグレル・トリオ

*第60回グラミー賞オープニング・パフォーマンス
1. Bruno Mars ‘Finesse (Remix) ft. Cardi.B’

2. Kendrick Lamar & Bono ( U2 ) ‘XXX’

3. 日本でのグラミー賞のニュース ( ブルーノ)

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