謝りのお手紙


給食を作ってくださっているおばさんへ



という題名で


昔、お手紙を書きました給食の思い出を教えて

 というより、先生に言われて書かされました。


今から50年位昔、小学生の頃の話です。


通っていた小学校には給食室があり

おばさま方が手作りしていました。


私はサバの竜田揚げ?

みたいなものは特に食べられず

もう一人のAちゃんと2人で

給食の時間が終わっても残されて食べていました


好き嫌いが激しかった記憶も無いのですが

サバには血合いがあり、そこは魚臭いと知っていればそこのみ残したんでしょうけど

小さい頃はそれさえ知らず


戻しそうになりながら涙目になっていました。



「かき混ぜたら減るかもしれないね」

とAちゃんが言うので

2人でお皿の中をグルグルかき混ぜましたが

減ったように見えませんでした。


お魚だけではなく、身体の小さい私は

しょっちゅう食べきれず

空にならない食器を

自分で給食室に運んで

おばさん達に

「残してごめんなさい」

といって、返すことがたびたびありました。


おばさんは笑って

「いいんだよ」

と言いました。


ありがたいやら申し訳ないやら

子供ながらに

複雑な思いでした。


卒業する時、

謝りの手紙を書くように担任から言われて

書きました

何と書いたのか今では覚えていませんが…



私の家から5分位の場所に給食のおばさんが住んでいました


卒業したあと、偶然道でお会いしたとき

「お手紙ありがとうね、

おばさん達皆で、感動したよ…」

と聞き、びっくりしました。


懐かしく思い出します




 

 

 

 

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