何十年も

大切に

仕舞っているPHP冊子から切り取ったページがある。心に残っている名言集


それは


おーなり由子さんの


「ことばのかたち」

というものです


勝手に紹介させていただきます



ラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ




もしも、

話す言葉が目に見えたらどんなだろう、

と考えてみる。


たとえば、

うつくしい言葉が、

話すたびに花びらとなって

唇からまいおちるとしたらー。

大きくてやわらかな花びら。

消え入りそうな小さい花びら。

それぞれ、どんな言葉だろう。

声によって色や大きさは変わるだろうか。

うつくしいけれど

刺のある薔薇のような言葉もあるだろうか。


もしも、人を傷つけることばが、

針の形をして口から発射され、

相手に刺さるのが本当に見えたら、

言葉の使い方は変わるだろうか。

思いもよらない言葉が、

相手に刺さるのを

みることになるかもしれない。


厳しく傷つけるような言葉でも、

それが大切な忠告だった場合、

見分けがつくとしたら、

どうだろう。

例えば木の実の形をしているとしたらー。

投げつけられた時は

痛いけれど、

拾って育てたら実ることもある木の実。

もしも目で見てわかったら、

素直に受け取ることができるだろうか。


恋人がささやく愛の言葉は、

どんな色と形をしているだろう。

甘い香りのくだもの?

薄っぺらなリボン?

虹色にひかってパチンと消えるシャボン玉?


ずるい言葉はすぐに光を失い、

枯れて砂のように落ちていく。

優しい真綿のような言葉が、

相手をしめつけるのを

見るかもしれない。


言葉に形がないから

救われることについて考えてみる。

形が見えたら嬉しいと思う

言葉について考えてみる。

自分の話す言葉が、

どんな形や色をしているか

想像してみる。


消えていく話し言葉の中の

こころのかたちを見るために。



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考えさせられるラブ

自分の唇から美しい言葉が花びらとなって舞い落ちる様を想像してみる

言葉って難しいね

 

 

 

 

 

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