心に響く詩声たちの森 -6ページ目

I pray for you

出会いがあるのなら いつの日か
必ず別れが訪れることを 知っていた
なのに これから旅ゆく君の手を
なかなか離すことができないよ

かけがえのない思い出もあった
溢れるほどの愛もあった
そのひとつひとつが心にぴったり貼りついて
君を忘れさせてはくれないんだ

季節が変わり また新しい風が吹けば
君を忘れることができるかな
時が流れて どんな未来を辿っても
僕の心にいつまでも残っている

溢れる愛で見守ることを選んだ僕は
とめどなく流れる涙を夜空に流して
笑顔のままで送り出してあげよう
君がまた笑顔でいられるように

そしてまた
君が幸せでいられるように
送り出した後も
遠くから 心から 大切に祈りつづけているよ


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さよならはもう必要ない

今までに何度も何度も繰り返し
その度に深い悲しみ互いに宛てた
そんなさよならはもう必要ない(いらない)
何もかもを背負って歩き続けよう


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雪の音が鳴る

窓の向こうに広がる
一面真っ白な雪の海
明るい空から舞い落ちる
白い粉雪の粒たちが
心の中の 欠けた部分を埋めていく

一粒一粒の小さな雪が
心に降り落ちるそのたびに
かすかに鳴り響く雪の音が
心地良いやさしさを
その身にまとって やってくる

時に高く鳴る雪の音は
君の喜び 弾む声
時に低く鳴る雪の音は
君の悲しみ 鳴き声で
少しずつ 小さくなって消えてゆく

降り落ちる雪の音は
切なくやさしい旋律で
心をそっと包み込む
空から輝き落ちる雪
響いたその音は 心に届く――


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断ち切る想い

僕の手が 不思議とうまく動かなかった
この僕に 詩を書かせてくれる
心に走る閃光が
この詩(うた)書くとき 止まっていた

だけど 僕は理由を知っていた
僕の手が動かなかった その理由(わけ)を
僕は断ち切りたくなかった
この僕の 君に対するこの気持ち

僕は今 君を想う
許されることはない 想いだけれど
それでも 自然に流れる この想いは
力ずくでは止められない

だから 僕は君に頼みたい
僕を突き放すこと
許されぬ想い 断ち切るために
君にしか 僕の想いを止められない

本当は そんなことはしたくない
だけど やはり許されぬ想いだから
僕は苦しいけれど 断ち切ろう
君に対する この想い――


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Never forget...

人で溢れた雑踏の中を
握り締めた手を引っ張って歩く君は
太陽みたいな眩しい笑顔で僕をみて
夢のつづきを描いていたね

駆け巡ってゆく日々の中に
君がいるのが当たり前だった
そんな当たり前の時間の中から
ふいに君はいなくなり 泣いた

二人で見つめたあの海は今でもきっと
あの時と同じように波を運んでいるだろう
僕らは特別な言葉を交わすことはなかったけれど
心は確かに誰より通い合って輝いた

いつだって傍には君がいた
悲しみに暮れて泣いた夜も
喜びの笑顔から始まった朝も
いつも どんなときも・・・

二人で過ごしたクリスマスの夜には
真白い雪のキャンバスのうえに
星たちの協奏曲に囲まれながら
僕らの未来を彩っていた

寒い日は抱き合いながら夜を越え
朝目覚めれば穏やかな君の寝顔を
冷たい風は時に僕らを責めたけど
何もかもを二人で分け合いながら・・・

君はどれだけ覚えているだろう
僕が君を愛して駆け抜けた日々を
君が僕を支えて包み込んでくれた日々を
二人育ててきた 溢れるほどの思い出を

君は戻らない それでも
忘れないでいて
僕は帰らない それでも
ずっとずっと

ただひたすらに愛し合った そんな日を
かけがえのない夢を描いた そんな日を
二人が幸せだった一つ一つの瞬間を
いつまでも 胸に刻んで

Never Forget...


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