明日、4月1日から秋田のサウナが変わるかもしれません。
秋田魁新報社の記事。
とあるイベントに参加した際に、トウホグサウナ委員会の方から「4月から秋田のサウナが激変するよ」と噂は聞いていたこの件。
テントサウナは個人で楽しむ分には問題はないけど、屋外で営業する際には「公衆浴場法」の規制を受ける。各県で違いがありそうだけど、その主要ポイントをざっくりまとめると…
①外から見えないようにしろよ
露天風呂と同様に、外から見えないよう壁などの目隠しが必要。水着着用してても関係ない。
②衛生措置をちゃんとしろよ
排水や浴槽、脱衣所、トイレなどなど、普通の温浴施設の並の設備要件を満たさなければいけない。
ということらしい(素人まとめで間違ってたらスミマセン)。
これは明らかに既存の温浴施設に準じた考えで、屋外で行うテントサウナを想定していない内容。それを基準に屋外テントサウナに当てはめようとすると、営業のハードルが高くなるというのが現状のようだ(元々宿泊業をやってるとかになるとまた違うようですが…)。
記事を引用すると、緩和されたポイントは
(1)テントまたは小規模な施設でも営業が可能
(2)景色を見ながらの野外サウナ営業が可能
(3)浴槽の設置、湯の供給がなくても営業が可能
の3点。具体的には「浴室は15平方メートル以上」「脱衣室は浴室の半分以上」とした広さの規定を「入浴者数に応じた適正な広さ」に。浴室には湯か水のどちらか一方の供給ができればよくて、浴槽の設置は不要。また水着などを着用する場合は、浴室と外部を遮る目隠し(囲いなど)の設置を不要とする―とのこと。
これなら、現在やっている屋外サウナイベントの内容であれば、ほぼ対応が可能ということになる。
隣県では緩和されていないはずなので、秋田県のサウナ界隈としてはかなりのアドバンテージであり、これはなかなか凄いことだ。
というか、こういう事を知らないいちサウナ好きにしてみれば、「え?そうだったの??」と驚くもので、
「あれ?じゃあ、あの時のサウナイベントって大丈夫だったの?(汗)」
と振り返って心配してしまうものが結構あったりして、色々とゴニョゴニョしてしまうw
いやぁ、気のせい気のせい。
…堂々とサウナイベントができるのは良いことですね。
これからを考えると秋田県内において、屋外テントサウナイベントが開かれたり、テントサウナ等でサウナ営業を始めたりする人がタケノコのように増えると思う。
それはとても喜ばしい事だけど、他県では水風呂代わりの池に飛び込んで溺れて死亡する事故も起きてるので、安易に行うのではなく安全配慮をキチンとやらないと、せっかくの緩和も「ほれ見たことか!」となってしまう。
アウトドアサウナの醍醐味は、自然の中や景色の良いところで行うという開放感だ。
差別化を図るようになると、よりディープでコアな場所を求めて行くような気がしてならない。
そうなると事故はもとより、色々な弊害も出てくるだろうし、「最近のサウナ好きの奴らはまったく…」とならないように事業者も利用者も気をつけなきゃと勝手に思ったりします。
ではでは…。