トレードで18年間負け続けていた頃は、5年で1億円とかそんな目標をよく立てていました。
貯金では、期間を決めた金銭目標を立てることは、かなり有益です。
しかし、トレードで期間を決めた金銭目標を立てることは弊害でしかありません。
理由のひとつ目は、トレードをやったことがある人はよくわかると思いますが、勝ち額というのは運も左右します。
相場が動かなければ、どんなに腕前があっても大きく勝つのは不可能です。
だから、勝ち額は月によってだいぶばらつきが出てしまうので、そもそも期間を区切ること自体無理があります。
期間を区切らずに、1000万円到達という目標を掲げるのは全然いいと思いますが、期間を区切るのはトレードの性質上、あまり意味がないということです。
理由の2つ目は、トレードで期限を区切った金銭目標を立てると、その目標ありきで、どうしても無理なトレードをしてしまうということです。
さらにその金銭目標には根拠がほとんどないので、実現がそもそも可能かということです。
となると、実現不可能な目標のために無理なトレードを重ねるということになります。
これでは、完全にトレードの足を引っ張ることになります。
金銭目標を立てるなら、少なくとも1トレード当たりの期待値(期待額)を算出して、現実的な目標を立てるべきです。
まとめると、期限を区切った金銭目標は、貯金のように収入が安定している場合はかなり有益だけれども、トレードのように収入が不安定なものに対して、期限を区切った金銭目標を立てることは無理があるということです。
ましてや、その目標ありきで、トレードの足を引っ張ってしまうことすらあるということです。
だからわたしは、最終目標は1000万円という目標は立てていても、いつまでに実現するという期間は決めていません。
むかしは何の根拠もなく、期限を決めた金銭目標を立てていましたが、弊害しかなかったからです。
あとは、勝ち額はコントロールできないけど、負け額の方はある程度コントロール可能です。
トレード専門書にも、
「勝ち額はコントロールできない。
けど、負け額は自分である程度自分でコントロールできる。
だから、自分でコントロールできる負けの方をうまくやれるようになれば、トータルの勝ちに繋がる。」
ということが書かれていました。
このとこについては、同意しかありません。
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