実は今日は父の命日でした。
父が亡くなってもう5年も経つのかとしみじみ考えたりしながらも、今日はやる気が出ず、ただ時間だけが過ぎていきました。
というのも、命日とはいえお経を上げてもらうわけでもなく、ただ普通の1日を過ごしていたのですが、色々やることがあるのに手がつけられないという焦りがありつつも、軽い頭痛もあってまったくやる気が出ず、ただ無駄に時間だけが過ぎていったからです。
しかし、今日は月曜日でデパ地下の野菜コーナーが安売りの日だったので、買い物だけは行こうと思い夕方出かけたのですが、母の通帳の繰り越しもしなければならなかったため、ついでにATMにも寄って帰ろうと考えていました。
ところが野菜売り場に着くと、税込み価格で大根1本108円、バナナ3本108円とお買い得だったため、まずは買い物を済ませてからATMに寄ろうと思いレジに向かいました。
するとふとお米コーナーを見ると、先日買ったばかりのコシヒカリ税込み4679円が、なんと10%引きになっていたのです。
このお米は実は先日も同じ価格になっていたため、1日に2往復して2袋購入していたのですが、次の日にもう一度デパ地下に行った時には、300円ほど値上がりしていたので、やはりあの日に買っておいてよかったなと思っていたものでした。
そのお米がまた「今日だけ特価」としてひっそりとお米コーナーに置いてあったので目にとめたのですが、そのお米がさらに10%引きになっていたのです。
私は7月頃からすでに暑さの影響で外出が困難になっており、更年期の症状で体温が上がり体に熱がこもる状態が強く出ていたため、8月以降は全く外に出られなくなっていたのですが、暑くなる前に少し多めにお米を買っておいたため、これまでなんとか生活はできていました。
それでも、一人暮らしとはいえ私はほぼお米しか食べず、かなりしっかり食べるタイプなので消費も早く、ストックしていたお米もかなり少なくなっていました。
そのため、最近は安くなっていたら買おうと思い、デパ地下に寄るたびにお米の値段をチェックしていたのです。
するとまさかの同じお米が、今日だけの特別価格で値下げされていたうえ、さらに10%引きになっていたのです。
元々デパ地下はスーパーよりも物の値段が高いイメージがあるためか、こうしてお米が安くなっていても気づく人は少なく、意外とお得に購入できることがあるのです。
私は徒歩圏内でお米が買えるお店は2箇所しかなく、しかも一番近いのはこのデパ地下なのでここで買うようにしているのですが、今日は野菜を買うのが目的でしたし、大根もバナナも重さがあります。
そのため、一瞬だけお米を買うのを躊躇したのですが、新米のブランド米の値段が通常5000円~6000円台になっていることを考えると、今後も安くなることはないかもしれないと思い、思い切って購入することにしました。
さすがにこれだけ荷物があるとかなりの重さになり、ATMに寄ることはできませんでしたが、思わぬお買い得品に出会えてとてもラッキーだったなと思いました。
そして大荷物を抱えて家に戻った後、ふと、今日は父の命日だったことを思い出したのですが、もしかすると、この思わぬお買い得に出会えたのも、父がそっと見守ってくれていたからかもしれないと思いました。
こんな何でもない日常の中で、ちょっとだけ嬉しいことを届けてくれた父に、心の中でそっと「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。