「卵子がなくても、自分の遺伝子を持つ子どもを授かれるかもしれない。」
そんな不妊治療の可能性が広がるニュースが飛び込んできました!
ヒトの皮膚細胞から卵子を作製
米・オレゴン健康科学大学の研究チームが、不完全ながらも、
ヒトの皮膚細胞から卵子を作ることに成功しました。
① 皮膚細胞から核(DNAが入った部分)を取り出す。
② ドナーの卵子から核を取り除き、そこに皮膚細胞の核を移植する。
→その結果、受精可能な卵子ができた。
研究では82個の卵母細胞をつくり、精子と受精させることにも成功。
中には胚盤胞(受精から5~6日後の段階)まで発育したものもあったそうです。
今回の成果は「第一歩」
ただし、得られたすべての胚は染色体に異常を持っていて、
健康な赤ちゃんが生まれることは期待できません。
実用化までには10年以上かかる見込みとされています。
新たな希望
✔ 卵子のない女性も「自分の遺伝子を受け継ぐ子ども」を持てる可能性。
✔ がん治療などで卵巣機能を失った人への新しい選択肢。
✔ 同性カップルが2人の遺伝子を持つ子どもを授かる道も開ける。
つまり「不妊治療の新たな扉」を開くかもしれない研究です。
マウスではすでに成功している
実は、似たような研究は、すでにマウスで成果が出ています。
京都大学などの研究チームは、iPS細胞から卵子を作り、
精子と体外受精させて、マウスを誕生させることに世界で初めて成功しています。
今回のヒト研究は、皮膚細胞の核 → 卵子で、
マウスは、iPS細胞 → 卵子
と、アプローチが異なっていますが、どちらも、
「人工的に卵子をつくり、新しい命につなげられるかもしれない」という意味で、
大きな一歩ではないでしょうか。
将来的に、不妊に悩む人たちにとって、希望の光になるかもしれません。








