いつもの場所に9号も埋葬したのだが、
地表に誰かが出てきていた。
2㎝ほどの可愛い頭蓋骨がひとつ。
綺麗に土に還ったか、5号かな6号かな、
8号かななちゃまかパンダさんか…
まぁ飼い主は肉体の循環に関しては
人の作った倫理より自然の摂理こそ
偉大だと思っているので、
そのまままた土に埋めたが…
9号は振り返ってみれば
だいぶ評価の変化したハムスターだった。
ちっちぇえお迎え時。
ビビリで最初はオヤツも受け取らなかった。
ちょっと慣れて手乗りに。
更に慣れると下克上開始。
まず手始めに散歩中に
飼い主のつま先に噛みついて一瞬で逃走。
そのうち指に食らいついて
ガスガス全力で歯を突き立てる。
かかとに食らいついてぶら下がったり…
防刃手袋も難なく貫通。
手乗り=流血のカムスターにクラスチェンジ。
毎晩飼い主とスリッパで激しいスパーリング。
とにかく散歩に出たがるくせに
外に出ても寝てばかり。
餅。
恐れ知らずになり、
ハム撮りもそこそここなす。
夏場はほぼケージに戻らず外飼い状態だった。