去年から始めた寺子屋の先生のお手伝いの仕事もだいぶ様になってきました。

子供のプリントをチェックしていると、なかなか面白いものに出会います。
特に自由な答えを書かせるものは、笑いを噛み殺しながら採点することがよくあります。

たとえば、ひらがな、カタカナを覚えた子供に、「すきなおやつを三つかきなさい」と尋ねると、
 
A子ちゃん「プリン、チョコレート、シュークリーム」
カタカナ表記完璧ですね。大きな丸をあげましょう。

B男くん「おにぎり、ぶたまん、むしパン」
…これ、おやつなんだよね、きっと。うん、丸をあげよう。だって間違ってないもの。

すこし難しい教材に進むと、
お話を5枚ほど読んで、「お話を読んで思ったことを書きましょう。なかったら、一番好きな一文を書きましょう」というのがあります。

大草原の小さな家を読んだc太郎君の感想です。
「あんなたいくつなたびができるなんてすごいと思った」
うーん、やっぱ、旅行にはゲームと音楽は要りますかね。

大きいお姉さんも負けていません。
例文の空白に、熟語(直前に習った漢字の)を入れる問題で。
「中国には○○○の伝説があります」
答えは桃源郷なんですが、なぜかD美ちゃんが入れたのは「看板娘」
三文字という条件だけで前のプリントから探したようです。桃源郷の意味を辞書で調べましょうね。

このD美ちゃん、ふざけて有名人の名前を書いて出すことがあります。○イケル・○ャクソンとか○ドンナなら、冗談とすぐわかるのですが、○山○治のときは、「え、こんな子居たっけ?」とひっかかってしまいました。福○さんの名前って、ぱっと見、地味じゃないですか?

音読も聞いてあげなくてはいけません。
e次郎君の音読を聞いていました。そこへF一郎くんが、「これ丸つけて」と持ってきました。
「音読終わるまで待っててね」
「エー、○○先生(先輩先生です)なら、聞きながら丸つけられるでー」
と言っていたのですが、e次郎君だと気がつくと、「あ、こいつ、ちゃんと聞いとかんととばしよるで」と言って、おとなしく待っていました。さすがお兄ちゃん、弟のことよく知っています。

1年生のH代ちゃんの音読を聞いていると、プリントを出しに来た5年生のIくん、なぜかゆっくり動いてます。H代ちゃんが読んでいたジャイアント・アンパンマンとバイキンマンのお話の結末が気になって、最後まで聞きたかったようです。



みなさんはどんなお子さんでしたか?