むしむしと暑い日が続きますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
雨が降るから庭木に水やりをしなくていいわと思っていたら、軒下に避難させていた(もちろん雨をよけるために)鉢植えが死にそうになっていて、思わず手にしていた麦茶をかけてしまったルナです。
さて、私、最近子供の勉強を見るのを手伝う仕事を始めたのですが、これがなかなか面白い。
平成生まれどころか、21世紀生まれの子たちなので、イナモトのときとは勝手が違います。
まず名前が読めません。タメ口当然。昭和は遠くなりにけり。
では、エピソードいくつか。
R君、変化の化の字が書けません。
「へんもかも、あるものが別のものに変わるっていう意味よ。習った漢字でそういうのなかった?思い出してごらん」
「…あー、わかった化石の化だ」
「そうそう、書けるかな」
「花っていう字のくさかんむりをとるんだよね」
「そうそう」
R君、花という字を書いてから、くさかんむりを消しゴムで消しました。
「できた!」
P子ちゃん、まだ幼稚園です。
「せんせい、ゆびわしてないね」
「指輪の周りがかぶれてかゆくなってからはめてないの」
「ふーん、バツイチじゃないんだ」
「そんな言葉知ってるの…」
「うん、おかあさんたちが話してるから」
自分の席から鉛筆を持ってくるのを忘れた子が、私の私物の鉛筆をちょっとだけ使うことがあります。
使った後返すときに、筆箱に戻さずに、机の上を転がす子が多いのです。
お行儀悪いなぁ…と思いながらその鉛筆を手に取ると――

イナモトが小学生のころ使っていた鉛筆です。
もったいないから私が使っています。
これは、 転がしたくなるかな。
そういえば…
鉛筆で思い出しました。
イナモトが9歳の頃、まだ英語がそれほどわからなかったときの話です。
理科の試験で、
“who found penicillin?“(ペニシリンを発見したのは誰ですか?)
答えはFleming(イギリスの細菌学者だから、そうですね、日本人にとっての野口英世みたいなものでしょうか?)
でも、イナモトは“CHINESE”(中国人)と書いたのです。
もちろん×ですが、気になったのでなんでそう書いたのか尋ねました。
「penicillinって、鉛筆(pencil)のことかと思った。あれは、きっと中国人が発明したんだと思った」
そのときの理科の点数は散々だったけど、なんか嬉しかったのを覚えています。彼なりにがんばってたから。
雨が降るから庭木に水やりをしなくていいわと思っていたら、軒下に避難させていた(もちろん雨をよけるために)鉢植えが死にそうになっていて、思わず手にしていた麦茶をかけてしまったルナです。
さて、私、最近子供の勉強を見るのを手伝う仕事を始めたのですが、これがなかなか面白い。
平成生まれどころか、21世紀生まれの子たちなので、イナモトのときとは勝手が違います。
まず名前が読めません。タメ口当然。昭和は遠くなりにけり。
では、エピソードいくつか。
R君、変化の化の字が書けません。
「へんもかも、あるものが別のものに変わるっていう意味よ。習った漢字でそういうのなかった?思い出してごらん」
「…あー、わかった化石の化だ」
「そうそう、書けるかな」
「花っていう字のくさかんむりをとるんだよね」
「そうそう」
R君、花という字を書いてから、くさかんむりを消しゴムで消しました。
「できた!」
P子ちゃん、まだ幼稚園です。
「せんせい、ゆびわしてないね」
「指輪の周りがかぶれてかゆくなってからはめてないの」
「ふーん、バツイチじゃないんだ」
「そんな言葉知ってるの…」
「うん、おかあさんたちが話してるから」
自分の席から鉛筆を持ってくるのを忘れた子が、私の私物の鉛筆をちょっとだけ使うことがあります。
使った後返すときに、筆箱に戻さずに、机の上を転がす子が多いのです。
お行儀悪いなぁ…と思いながらその鉛筆を手に取ると――

イナモトが小学生のころ使っていた鉛筆です。
もったいないから私が使っています。
これは、 転がしたくなるかな。
そういえば…
鉛筆で思い出しました。
イナモトが9歳の頃、まだ英語がそれほどわからなかったときの話です。
理科の試験で、
“who found penicillin?“(ペニシリンを発見したのは誰ですか?)
答えはFleming(イギリスの細菌学者だから、そうですね、日本人にとっての野口英世みたいなものでしょうか?)
でも、イナモトは“CHINESE”(中国人)と書いたのです。
もちろん×ですが、気になったのでなんでそう書いたのか尋ねました。
「penicillinって、鉛筆(pencil)のことかと思った。あれは、きっと中国人が発明したんだと思った」
そのときの理科の点数は散々だったけど、なんか嬉しかったのを覚えています。彼なりにがんばってたから。