朝食のベーコンエッグを作っていた時のことです。
1週間ほど前に新しいフライパンを下ろしました、以前のものは取っ手がグラグラになってきて危なかったので。直径22cm、ちょうどいい大きさなのですが、家にある鍋蓋とサイズが合わなくて、一回り大きい蓋で間に合わせていました。買わなきゃ。
卵を割り入れ、お水を少し注ぎ、蒸し焼きにします。蓋を取り出そうとしたら、たまたま隣にあったミートソースが入っている鍋が目に入り、ちょっとの間だからと、その蓋をしました。この蓋はフライパンより一回り小さい。だから、縁から5mmほど低く蓋が落ちます。
もう卵が半熟になったころでしょう。蓋を取ろう…あれ
と、取れない
あ、開かない
引っ張っても、たたいても開きません。
ひとまずコンロから下ろし、考えます。
まずやらなくちゃいけないことは、何だろう…
「ごめん、今日、ベーコンだけね(これは先に皿に載せていたので)」と朔に説明し、私はどうするか考える。う~ん。
「もっと加熱したら蒸気圧で開くんじゃない?」と、朔。
う~ん…圧力なべの操作ミスで、熱い料理が飛び散ってやけどする事故が頭に浮かびます。
大きな鍋のふたを、盾のように構え、加熱してみます。待つことしばし。
でも、蒸気は、見えない隙間から抜けて行くようです。これ、真空になっていってんじゃない?
今度は、小学校の時の実験が頭に浮かびます。
牛乳瓶の中でマッチを燃やし、瓶の口に、殻をむいたゆで卵を置きます。火が消えると、ゆで卵が牛乳瓶の中に吸い込まれるの。牛乳瓶の中の気圧が低くなったから。鍋の蓋も、同じようにますますピタッと吸いついていってんじゃない?
ところで、あの卵、どうやって取り出したっけ?
いや、問題は蓋です。
悩んでいる私を残し、「まあ、がんばってね」と、朔は会社に行きました。
それはしょうがありませんね。鍋の蓋ごときで休めませんから。
pcを立ち上げ、鍋、蓋のキーワードを入れてみます。
「鍋の蓋が開かない」で検索できました。
○○ガス:食の生活110番によると、「鍋を温めるか、鍋の縁を軽く叩いて隙間をつくるといいでしょう」
…もう試しました。
落ち着いて、考えましょう。
まず、大事なのは、フライパンよりも蓋です。これは○ィスラーの鍋の蓋です。フライパンは2000円もしない消耗品。
フライパンを切るか…ピラニア鋸、借りに行こうかしら。
でも途中、卵が腐って、ガスが発生して爆発したらいやだし…
まあ、いいや。
ひとまず洗い桶につけておこう、もしかしたら、密着面が緩むかもしれないし。
お掃除、洗濯。
作業再開。あ、チャポチャポ音がしてる。見えない隙間から水が入ったもよう。
金づちで、激しく叩いてみます。だめですね。見える隙間はできません。
マイナスドライバーと金づちでこじ開けようとしましたが、だめです。
ふ~っ。じっと、フライパンと蓋を見つめます。

フライパンと、蓋は違う金属でできています。膨張のしかたが違うはずです。
えい、冷凍庫に入れちゃえ!
10分ほどで冷え冷えになりました。蓋を引っ張ってみますが、まだだめです。
これを火にかけます。
引っ張ってみます…ポンッ!開きました!
1週間ほど前に新しいフライパンを下ろしました、以前のものは取っ手がグラグラになってきて危なかったので。直径22cm、ちょうどいい大きさなのですが、家にある鍋蓋とサイズが合わなくて、一回り大きい蓋で間に合わせていました。買わなきゃ。
卵を割り入れ、お水を少し注ぎ、蒸し焼きにします。蓋を取り出そうとしたら、たまたま隣にあったミートソースが入っている鍋が目に入り、ちょっとの間だからと、その蓋をしました。この蓋はフライパンより一回り小さい。だから、縁から5mmほど低く蓋が落ちます。
もう卵が半熟になったころでしょう。蓋を取ろう…あれ

と、取れない

あ、開かない

引っ張っても、たたいても開きません。
ひとまずコンロから下ろし、考えます。
まずやらなくちゃいけないことは、何だろう…
「ごめん、今日、ベーコンだけね(これは先に皿に載せていたので)」と朔に説明し、私はどうするか考える。う~ん。
「もっと加熱したら蒸気圧で開くんじゃない?」と、朔。
う~ん…圧力なべの操作ミスで、熱い料理が飛び散ってやけどする事故が頭に浮かびます。
大きな鍋のふたを、盾のように構え、加熱してみます。待つことしばし。
でも、蒸気は、見えない隙間から抜けて行くようです。これ、真空になっていってんじゃない?
今度は、小学校の時の実験が頭に浮かびます。
牛乳瓶の中でマッチを燃やし、瓶の口に、殻をむいたゆで卵を置きます。火が消えると、ゆで卵が牛乳瓶の中に吸い込まれるの。牛乳瓶の中の気圧が低くなったから。鍋の蓋も、同じようにますますピタッと吸いついていってんじゃない?
ところで、あの卵、どうやって取り出したっけ?
いや、問題は蓋です。
悩んでいる私を残し、「まあ、がんばってね」と、朔は会社に行きました。
それはしょうがありませんね。鍋の蓋ごときで休めませんから。
pcを立ち上げ、鍋、蓋のキーワードを入れてみます。
「鍋の蓋が開かない」で検索できました。
○○ガス:食の生活110番によると、「鍋を温めるか、鍋の縁を軽く叩いて隙間をつくるといいでしょう」
…もう試しました。
落ち着いて、考えましょう。
まず、大事なのは、フライパンよりも蓋です。これは○ィスラーの鍋の蓋です。フライパンは2000円もしない消耗品。
フライパンを切るか…ピラニア鋸、借りに行こうかしら。
でも途中、卵が腐って、ガスが発生して爆発したらいやだし…
まあ、いいや。
ひとまず洗い桶につけておこう、もしかしたら、密着面が緩むかもしれないし。
お掃除、洗濯。
作業再開。あ、チャポチャポ音がしてる。見えない隙間から水が入ったもよう。
金づちで、激しく叩いてみます。だめですね。見える隙間はできません。
マイナスドライバーと金づちでこじ開けようとしましたが、だめです。
ふ~っ。じっと、フライパンと蓋を見つめます。

フライパンと、蓋は違う金属でできています。膨張のしかたが違うはずです。
えい、冷凍庫に入れちゃえ!
10分ほどで冷え冷えになりました。蓋を引っ張ってみますが、まだだめです。
これを火にかけます。
引っ張ってみます…ポンッ!開きました!
