ここのところ、毎年のように姪甥が結婚していくので、お祝いを持って行った時などに、義姉たちと話をする機会が増えます。
「全く知らない家とお付合いきして行くのはたいへんやねー」
「しきたりや習慣がちがうしね」
「こちらの常識とあちらの常識が違うしー」
「そうそう、こちらは良かれとやっていても、誤解されるし」
「でも○○ちゃんが選んだ人だし、同じ人間だからわかりあえますよー」
「そうね最初はひどかったものねー」
(へっ?わたしのことですか?)「えへへへ…」
私の実家の親戚づきあいは、水のように薄く、会ったこともない従姉妹もいるほどです。
朔の方は、近くにいる人が多いせいか、とても粘度が高いのです。
ドロドロ~。
さて、先日、義父の法事を行いました。施主は朔です。
案内状を送り、人数を確定し、食事、粗供養(出席者へのお土産です)、お茶菓子、いろいろの手配――私がしました。
お寺との話――朔がしました。
当日、お寺に行く道に一つ難所があります。変則的な狭い四差路を左折するように直進、左角に石があります。運転は朔。ここは私の庭ではありませんから。
(え、え、、え、その角度で曲がる???)
ガリガリッ
あーあ、やっちゃった。ちょっと、いらついてる?
お寺に着いて、準備をし、皆さんを迎えます。義姉や姪甥が手伝ってくれるので、それほど大変ではありません。
午後に急なお葬式が入ったので、お坊様はお食事には来られないとのこと。朔が作った食事の席順を朔に確認したところ、お坊様の席を外して、食事はお寺に配達してもらえばいいだけだ、とのことでした。
お経が終わりに近づくと、私は一足先に食事場所に向かいます。座席に名札を置き、別室で粗供養を一軒分ずつ紙袋に入れる作業です。こちらの風習で、施主以外にも故人を供養したい人(子供たちや親戚)が、出席者(家)数のお土産を用意してくるので、それを分けなくてはいけないのです。
姪甥たちもやってきて、こちらはお供えのお菓子を開け、小袋に分ける(これもお土産です)手伝いをしてくれます。△△さん―饅頭、□□さん―あられ、とちゃんとメモも取ってくれます。いい子たちです。
そこへ、朔。なんか怒っている様子…
「あの名札並べたのおかあさん?」
会場では中央の席が二人分しかないのと、右の列の席が多っかったので(朔は中央をお坊さんを含めて5人、左右同数で割り振っていました)、私はお坊さんの右隣に座る二人を上席にしました。
義父の従兄弟の中では最年長の二人だから、問題ないと思ったのです。
「そうよ、なんで?」
「××さんと、◇◇さん(お坊さんの左隣の二人です、義父の従兄弟の子供)が上席に決まってるだろう。お祖父さんの兄弟の家なんだから!」
「は?」
「男の方の家系ってこと!常識だよ!」
(!どっちだっていいじゃん!)プチプチプチ…切れそうだけど、ここでは我慢我慢「じゃあ、入れ替えといてもらえる?」
「もう、座っちゃったから遅いよ」
プチプチプチ…(!あほっ!だったら、今言うなよ…)
みんなに向かって、「ありがと、そろそろ始めるから、ひとまず席に着いて」
(私には、一言もないのんか!)
献杯のあと、その雑用を済ませ、席に戻る間もなく、ビールとウーロン茶両手に席を回り、
「本日はお忙しい中――」と、「嫁」役を滞りなく済ませました。
無事、法事も終わり、家に帰りました。
朔は、能天気に、「あー、終わった、終わった」
ぶち切れそうだった思いを今さらこの人にぶちまけたところで、きっともう伝わらないだろうな…
もう、いいや。
だから、
昨日は、メリケンパークで、朔の昼食の○倍のランチを食べてきました。
追記:最初、「朔」のところをすべて「夫」にしていたのですが、あまりにも突き放して冷たい感じがしたので、変更しました(笑)
「全く知らない家とお付合いきして行くのはたいへんやねー」
「しきたりや習慣がちがうしね」
「こちらの常識とあちらの常識が違うしー」
「そうそう、こちらは良かれとやっていても、誤解されるし」
「でも○○ちゃんが選んだ人だし、同じ人間だからわかりあえますよー」
「そうね最初はひどかったものねー」
(へっ?わたしのことですか?)「えへへへ…」
私の実家の親戚づきあいは、水のように薄く、会ったこともない従姉妹もいるほどです。
朔の方は、近くにいる人が多いせいか、とても粘度が高いのです。
ドロドロ~。
さて、先日、義父の法事を行いました。施主は朔です。
案内状を送り、人数を確定し、食事、粗供養(出席者へのお土産です)、お茶菓子、いろいろの手配――私がしました。
お寺との話――朔がしました。
当日、お寺に行く道に一つ難所があります。変則的な狭い四差路を左折するように直進、左角に石があります。運転は朔。ここは私の庭ではありませんから。
(え、え、、え、その角度で曲がる???)
ガリガリッ
あーあ、やっちゃった。ちょっと、いらついてる?
お寺に着いて、準備をし、皆さんを迎えます。義姉や姪甥が手伝ってくれるので、それほど大変ではありません。
午後に急なお葬式が入ったので、お坊様はお食事には来られないとのこと。朔が作った食事の席順を朔に確認したところ、お坊様の席を外して、食事はお寺に配達してもらえばいいだけだ、とのことでした。
お経が終わりに近づくと、私は一足先に食事場所に向かいます。座席に名札を置き、別室で粗供養を一軒分ずつ紙袋に入れる作業です。こちらの風習で、施主以外にも故人を供養したい人(子供たちや親戚)が、出席者(家)数のお土産を用意してくるので、それを分けなくてはいけないのです。
姪甥たちもやってきて、こちらはお供えのお菓子を開け、小袋に分ける(これもお土産です)手伝いをしてくれます。△△さん―饅頭、□□さん―あられ、とちゃんとメモも取ってくれます。いい子たちです。
そこへ、朔。なんか怒っている様子…
「あの名札並べたのおかあさん?」
会場では中央の席が二人分しかないのと、右の列の席が多っかったので(朔は中央をお坊さんを含めて5人、左右同数で割り振っていました)、私はお坊さんの右隣に座る二人を上席にしました。
義父の従兄弟の中では最年長の二人だから、問題ないと思ったのです。
「そうよ、なんで?」
「××さんと、◇◇さん(お坊さんの左隣の二人です、義父の従兄弟の子供)が上席に決まってるだろう。お祖父さんの兄弟の家なんだから!」
「は?」
「男の方の家系ってこと!常識だよ!」
(!どっちだっていいじゃん!)プチプチプチ…切れそうだけど、ここでは我慢我慢「じゃあ、入れ替えといてもらえる?」
「もう、座っちゃったから遅いよ」
プチプチプチ…(!あほっ!だったら、今言うなよ…)
みんなに向かって、「ありがと、そろそろ始めるから、ひとまず席に着いて」
(私には、一言もないのんか!)
献杯のあと、その雑用を済ませ、席に戻る間もなく、ビールとウーロン茶両手に席を回り、
「本日はお忙しい中――」と、「嫁」役を滞りなく済ませました。
無事、法事も終わり、家に帰りました。
朔は、能天気に、「あー、終わった、終わった」
ぶち切れそうだった思いを今さらこの人にぶちまけたところで、きっともう伝わらないだろうな…
もう、いいや。
だから、
昨日は、メリケンパークで、朔の昼食の○倍のランチを食べてきました。
追記:最初、「朔」のところをすべて「夫」にしていたのですが、あまりにも突き放して冷たい感じがしたので、変更しました(笑)