ロンドンの中心部から8時の方向へ進み、M3(高速道路)の1番の入口がある交差点を左折すると、Kempton parkという競馬場に着きます。そこへ行った時のお話です。
 競馬場と言っても、レースを観に行ったわけではありません。ここには月に2回骨董市が立つのです。第2,4火曜です。運良く、その日にぶつかったので、骨董好きの友人が連れて行ってくれました。ここがいいのは、何と言っても入場料も駐車場もタダだということです。

天気がいいので、屋外にいっぱい店が出ています。
こんな感じです。
kemtonpark1

もひとつ。
kemtonpark2

骨董と言ってもピンからキリまであります。
屋外の店は、家具やガーデン用品などの大物や、趣味色の強い、それほど高価ではないものが多いです。
ほぼ現金決済です。
屋外で、私が今までに買ったものは、ジョーロ、裁縫箱、貯金箱、などです。
私の友人には、机を買い、車を乗り付けて積んで帰った人がいます。帰りの高速道路の運転、車体が重くてさぞ怖かったでしょう。

今回は大物は買えません。ピピッと来るものに出会うまでは、ひたすら我慢です。
一緒に行った友人も、鏡と陶製の花に狙いを絞っています。
見て回るだけども、かなり面白いです。
古いカメラばかり売っている人。古いレンガ、タイル、植木鉢、シャベル、スコップ、靴の泥落とし、バケツ、鋤、鍬…
ネジ、釘、ドアのノブ、取っ手、ボタン…
ガラスの調味料入れ、食器、銀器、鍋、フライパン…
本、レコード、剥製、毛皮、古い人形(怖いです)、おもちゃの車(時々トミカが混ざっています)、アクセサリー、

エッグカップ発見!11ポンド!高い!
「8ポンドにしてくれません?」「ああ、いいよ」「(もう少し、下から攻めるべきだったかしら…)」
これ。
eggcup

友人も、いくつか交渉していますが、思うような値段にならないので買わないようです。
まだ何回も来れるものね。

え、もうすぐ12時!
屋内の店(カードが使えるところもあります)が店じまいしてしまいます〈午後は別の場所に行くのでしょう)
急げ!じゃあ、15分後にここで、と約束して各自ダッシュ!

シンブル(指抜き)発見。
春夏秋冬、4個セット。8ポンド!高い!
「5ポンド!」「7」「6!」「ok」
これです。
thimble

もう、ないかな・・・

「これは…」
テープメジャーです。真鍮の容器から引き出せ、レバーをくるくる回すと、元に戻せます。
5ポンド。安い!でも…
「4ポンドになる?」「それはちょっと」
いいわ、5ポンドで。ゲット。
これです。

なかなかの収穫でした。