元旦、玄関のドアを開けました。
昨日きれいに掃いたはずなのに、
もみがら

モミガラが散らばっています。
はーん、わかった。そういえば今、スズメが飛び立って行きましたから。
ここの稲穂を食べていたんです。


注連飾り
稲穂がわずかに残っているのがわかりますか?
うちの玄関は南向きで、見通しもよいせいか、スズメたちが見つけるのが早かったようです。

皆さん明けましておめでとうございます。

元旦の食卓は2年ぶりに家族が揃いました。
お雑煮は、丸餅、里芋(八頭が望ましいけど手に入りませんでした)、細いダイコンとニンジンの薄切り、昆布出しに白みそ仕立てで、花鰹をふります。

数の子、ごまめ(笑)、たたきごぼう。

梅干しと結び昆布を入れたお茶。

袋に名前を書いた祝箸。

お屠蘇は容器がないので、急須で代用。

これがうちのお正月の朝の風景です。
この後、京都まで初詣に行きました。とある有名な神社。それほど人出は多くありませんでした。家族の健康から世界の平和までお願いしてきました。一人100円で(けち!)
おみくじを引いたら。イナモトは大吉、私は末吉。
「ねえ、待ち人って何?失せものって?」(こういう日本語不得意なやつです)
「しっ!声が大きい」

お守りを買いに行っていた朔が、うなだれて一言
「今年は凶だ。釣銭、間違えられた。5000円札出したのに、2000円だったって、巫女さんパニックになってしもた。巫女さん、人のこと釣銭詐欺かなんかと思ってる」
「お正月だし、神さんにお賽銭奮発したて思おう」
「それはええけど、詐欺って思われたのが悔しい」
確かに。こういう場合、巫女さんにはどう言えばよかったでしょうね?


お正月気分を味わって、イナモトは翌日帰って行きました。今回は何も間違えなかったんですが、荷造りし終わると、「これ、入りきらない。置いて行く」

食料品
しょうがない。しばらくしたら送ってやりましょう。

彼はクリスマスイブに大きなスーツケース引きずって帰ってきました。
短い滞在なのでほぼ空ですが、帰りは満杯にするつもりでした。

まず、「パンツ(下着の)と靴下がボロボロ~」
    「穴の開いてないパンツ(下着じゃない)がない~」
    「フッディー(フード付きパーカー)が欲しい~」
    「寒いから、セーターとマフラー~」
これは近くのショッピングセンターで十分ですね。

最初別行動をして、後で私の携帯に連絡する約束をしました。
が、私は、2回もコールをミスしました。彼は携帯を持っていないので、公衆電話からです。
ええい、呼びだしちまえ。
「○○からお来しのイナモトさま、お連れの方がお待ちです」
やってきたイナモト、なぜか怒っています。
彼にはこう聞こえたようです。
「○○からお来しのイナモトく~ん、おかーさまがお待ちでーす」
わははは、考えすぎ~。
どうにか、必要なものは買い揃えました。
しかし・・・初めてのバイト代で4万円のジーンズを買ったあなたがね~2900円の○apのセールのでいいと言うようになったか。ちったあ、わかったか!

すると、
「コートが要るんだけど。ネクタイした時も着れる・・・後、靴も・・・」
確かに。防寒具は2,3年前に買ったそのジャケットだけです。靴もひどい、雨水が浸みてきそうです。
それらはここでは無理です。後日、梅田まで出ましょう。

コート買いに一緒に行ったことを後悔しました。
いえ、回ったのは○急と○ップファイブだけなんですが、イナモトは値段的に無理というものまで一応着て回ります。試着するたびに、私は奴の荷物持ち。
じゃあ、ひとりで見て回るかというと、今回は買うつもりだから、意見を聞きたいわけです。似合う似合わないという意見じゃありません。洗濯表示とか、年長者(!)から見た意見とかです。晩御飯の約束まで4時間あったから余裕かと思っていたら、お茶飲む暇もありませんでした。コートは手に入ったけど、靴はだめでしたね。
私はこの1日で、初売りに出かけようという気が既になくなりました。

他は食料品ですね。カレーとかインスタント麺とかお菓子。
それからグルーミング用品。整髪剤、洗顔剤、etc。口座の残高を考えると、向こうでは買えないそうです。こちらの方としても、物で支給した方が安くつきます。

さて、必要なものは買いそろえ、用事も済ませ、やっと落ち着くかと思ったら、今度は
レンタルcd屋さん通いです。デビッド・ボウイとか、レッド・ツェッペリンを集中的に借りてるようです。ある日ドアーズを借りようとしていたから、思わず「待ち!家にある!」叫んでしまいました。

そんなこんなが済んで、「ところで新しい生活はうまくいっているの?」ようやく聞くことができました。彼は寮を出て、9月から友人5人と共同生活を始めました。
「うん、ネズミがでるんだよね」
「ええっ!?」
「ネズミ捕りしかけたらいっぱいかかった」
(聞かなきゃよかった・・・)
「一人の女の子が、住むところがないボーイフレンドを自分の部屋に同居させたから、水道光熱費は頭割にしてもらった(6人で割っていたのが、7人になった。部屋代は広さ、設備による)」
(聞くんじゃなかった・・・)

うまくいっているようです。