9日間の夏休みがあっさり終わってしまいました。ナミヘーが通常営業だったのでどこにも行かずじまいでした。

ま、沖縄で遊んでたりしていたのでしょうがないですね。夏休みは美白に励んだきんぎょです。


で、何をやっていたのかというとGWの旅行の写真整理(今頃!)とか読みかけで積んであった本を読みきるとか。「だんだん置き場所に困ってきたフィルムをCD-R化して省スペース」とか、「読み終わった本を本棚にしまう」というのは冬休みの課題とすることに決定。


本 塩野七生ルネサンス著作集1~7

中学生のときに「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」(著作集では3冊目に入ってます)にハマってから塩野さんを読み続けています。GW旅行の帰国後ボチボチ読んでいたのですが、この夏休みでようやく読み終わりました。ボローニャ、フェラーラ、パルマ、モデナと訪れた街がバンバン出てきて楽しかったです。6巻目「神の代理人」を読んでいると「そりゃ宗教改革も起きるさ」と納得。ローマ法王ったら宗教やってるより政治やってるほうが長いんだもん。ルネサンス期のイタリアをザクッと知るには丁度いいですね。☆四つ。


本 ハゲタカ上下・ハゲタカⅡ(原題バイアウト)上下

去年の冬頃やっていたNHKのドラマ「ハゲタカ」の原作。ドラマがとても面白かったので原作も読もうと買ってあったのに夏になってようやく。

ホワイトナイトとかクラウンジュエルとかゴールデンパラシュートとか。妙に詩的な経済用語がわかりやすく取り上げられている経済小説です。☆三つ半。

小説も面白かったのですが、ドラマ版がオススメ。DVDも出ているようですが、今週金曜日まで連続して再放送しているようです。朝の連続テレビ小説で外してみたり、謎な配役の大河ドラマをやってみたりのNHKですが、やるときゃやるなぁと思わせてくれるドラマでした。ドラマに☆五つ。


本 真夜中の神話

新刊が出るのが楽しみな作家の一人、真保裕一さんの最新文庫本。映画になった「ホワイトアウト」が有名でしょうか。この人若い頃にアニメの脚本を書いたり演出をしていたりということで、話の流れと情景の描写が自然でテンポがいいのです。この作品はそこそこ読ませますけど残念ながら☆2つです。だって、この人の他の本もっと面白いんだもの。

一番のオススメは「奪取」こうれはもう、読み出したら止まらないし最後のどんでん返しに気持ちのいい「ヤラレタ~!」感があるのです。ハリウッドで映画化してもらいたいくらい。真保さんの本を読んだ事がないという方はぜひ「奪取」を!!


映画 オーシャンズ13

あまりに家から出ないのもいかがなものかと思ったので、ひとり映画館へ。

シリーズ3作目でいつもどおりの展開に安心と安定の☆二つ半。舞台が新しくオープンするアジアをテーマにしたホテルということで、オープニングイベントがスモウ。乾杯は「サケ」で。カジノで遊ぶ大金持ちもアジア系。現実にアジア系の大金持ちというのが自然な存在になったのか、はたまたアラブ系の大金持ちという存在が政治的にムニャムニャムニャということなのか。時代を感じる一幕ですね。


映画 トランスフォーマー

ナミヘー希望で見に行ってきたこの映画、男子小学生魂をくすぐる逸品です。変身ロボットカッコいい!!☆四つ。ハリウッド娯楽大作らしく大雑把に街を破壊しますが、意外にも台詞が洒落ていたり、緻密にコメディ要素がちりばめられていたりしてオトナも楽しめます。主役の男の子があんまりかっこよくないのに最後はクラスのセクシークイーンとひっつくなんて、ハリポタよりある意味ファンタジー☆

トランスフォーマーでもダイハード4.0でも、引きこもりコンピューターオタクのオデブちゃんが事件の重要な要素を発見します。二人とも同じような家、同じようなママ、同じようなルックス。アメリカのオタクにも定型があるのですね。

アクション、サスペンス系の映画では「オタク」要チェキです。「オタク」はCIAも軍も知らない情報を探し出すらしいですよ!!