♪あなたひとり~にかけ~たこ~い♪
梅雨なのに、毎日ほぼ晴れだったふるさとへ帰ってきました。夜は降っていたようです。
事の起こりは2週間ほど前。父からの一通のメールです。
「大変な問題が起きた。相談したいので、○月×日の13時から16時の間に電話したい。都合のいい時間は?」
何? 時間指定なんて・・・
お母さんが、フラダンスの練習に行っている時間だ。内緒の相談?
では14時から15時半が望ましいと返事。
当日、かかって来ました。「厄介な問題が起きて、母さんが無茶を言って、聞かない。どうしたもんか」
確かに・・・厄介で・・・無茶です。
ああだこうだ話し合った挙句、「厄介な問題は、私にはどうしようもできないけど、無茶な方は、私が母をなだめましょう」ということになり、こんな季節に帰省して来ました。
まあ、あれから時間もたっていたので、母もだいぶ落ち着き、当事者に言えないことを私にぶちまけてきました。「・・・そう・・・そう・・・言いたかったけど言わなかったのね。言わなくてよかったわよ」などと意味のない相槌を打ったら、何とか普通の状態の母に戻ってくれました。内心はわかりませんが、少なくとも無茶を行動に移すことはないでしょう。
すっきりしたら、母はフラダンスの練習に出掛けました。父もほっとして昼寝です。
私は・・・
イナモトが小さいとき遊んでいたおもちゃです。
捨ててもいいからと実家に送ったものです。
役に立つこともあるものです。
しかし・・・
厄介な問題の方は・・・
解決の方向性が見えません。
また、呼び出されるでしょうね。たぶん。
それはそれ。
せっかく帰って来たのだから、と翌日は日帰り温泉旅行です。
20年近く前に噴火したところです。温泉がある地区は、そのときも平気だったんですけどね。
地獄があります。キリシタンの拷問にも使われたそうです。おそろしい・・・
うちがよく行くのは国民宿舎ですね。ひとり600円ほどです。かけ流しです。
朝から入って、備え付けのいろんなシャンプーや石鹸を試します。お肌つるつるになるはずですが、全部使ってみるのはやめたほうがいいです。ひりひりしてきました。
温泉に浸かりながらも、ちらちらと母の愚痴が・・・はいはい、どうぞ吐き出してください(もう、やけ)
お昼はそこの食堂で、父はカツカレーとビール、私は皿うどん(太麺)、母は細麺を頼みました。運転手だから、私は飲みません。
休憩した後、もう一風呂。
ここは、ヘルパーさんとお年寄り、お嫁さんとおばあさんという組み合わせの人たちもよく来ます。
帰り道、運転しながら、「○○市なんて出来たの?」「△△市って、ここまで広くなったの?」と驚きっぱなしです。平成の大合併ですね。
次の日。新しく出来た美術館や博物館に連れて行ってやるという父。(いや、別にいいんだけど・・・)
路面電車が走っている街へ行きました。この日は乗りませんでしたが。
お昼はこれ。
蒸し寿司と茶碗蒸し(東京にもあるんでしょ?)。ここか、中華街に行ってチャンポンか皿うどんを食べるのが好きです。
博物館に行くと、銀ちゃんが、○○奉行役の映画をやってました。小夏はここよ~なんて叫びませんでしたが 。
そんなこんなで家に帰りました。
いい面構えでしょ?名前はつけないそうです。
老夫婦のささやかな慰めです。
じゃあ、帰りますね。
解決にはならかったんですが、私が出来るのはここまでですから。
なんだか、切ない里帰りでした。



