梅子ちゃんへ
あんぐれっちーにです。

梅子ちゃんのお母さんがブログというものを始めて1年が経ったので、そのことにおめでとうを言いに来ました。

併せて、お母さんのブログのすごさを書いてみたいと思います。


ブログと言うのはインターネット上に書く日記のようなものです。

ここでおいらが「ようなもの」と書いたのは、書き方や視点によってそれが日記以上だったり日記以下だったりするから。

「日記」についておいらの持ってる国語辞典は、

「毎日の出来事や感想の記録」

と書いています。

毎日の出来事や感想の記録は本来、すごく個人的なものです。

たいてい他の人が読んでも面白くありません。

例えばおいらの今日の行動の記録。事実だけ書けばこんな感じ。

「土曜日、晴れ。風強し。朝10時に起床。○○屋の物産展で買ったピッツァマルガリータと△△△で買ったメロンパンを主食、白菜大根えのき茸をベーコンと煮たものをおかずに朝食・・・。」

まだまだ続くのですが、書いてる本人がつまらなくなって来ました。

梅子ちゃんのお母さんはそんな日記を、他の人が読んで心が動くものにまでレベルアップしているんです。

それでいて、ひとが傷ついたり、差し障りのありそうなことは上手に避けている。

これって、すごく大変なんですよ。

これが出来るひと、それは、よっぽど書きたい!と思う気持ちがあるか、自然に書いたものがそのまま公開出来るレベルの天才か、そのどっちかです。


10年近く前、おいらもインターネットのホームページを作り、以来月イチくらいのペースで、思うことを書いたり、目にとまった風景を撮影して表紙を飾ったりして来ました。

でも結局1年ほど前に更新を断念して、以来何もしていません。

日々思ったことをみんなに読んでもらえるように書くことって、時間とエネルギーのいることなんです。

おいらはそのエネルギーを減らしてしまったんだろうな。
梅子ちゃんのお母さんは、日々の暮らしで直面することに、前向きかつ四つにぶつかってます。

そして、直面したことを書くときにも、決して逃げたりせずに、対象に向かって真摯に書いてます。

そうすることで、読んだ人が、お母さんのエネルギーを貰って、心を動かし、反応する。

その、反応の言葉を受け取って、お母さんは、それもエネルギーに変えて、また先へ進む。

その行動がブログに載り、また心を動かされた人の輪が広がる・・・。

ちょっと間違えば、がさつで荒っぽくなるこの一連の動きだけど、

梅子ちゃんのお母さんはそれをお上品に、センス良くてすてきにやっちゃう、レディなんですよ。


もしひそ窓が無くなっても、おいらのことを覚えていてね。

何か困ったときは微力ですが力になれれば、と思います。