夜空に描かれた花火を見つめていた



浴衣姿の君に僕は見とれていた



無邪気にはしゃいで 妹みたいだった


恋愛対象にはならないと思ってた







だけど その あどけない笑顔に 心奪われていく


初めて会ったときに予感はしてたけど


君をこんなに好きになること








夏の微熱が僕の想いを焦がしていく


君の胸に届くはずのない純情








去年よりも二人 髪が伸びたね


君は女になって 僕は少年に戻った


年の差を気にしていたから


その距離を壊したかった










君の情熱が僕を変えていく


愛情に限りなく近い友情








その明るさも優しさも


できることなら 独り占めしていたい


いつも強がっている君の支えでいたい






夏の微熱で君は輝きを続ける


僕の胸を焦がし続ける その微笑み