高校の音楽の授業では、期末に実技試験があった。
教室の前に立って、歌っても、楽器を弾いても良かった。

わたしは結局いつも一人で笛を吹いていた。
小5から始めて、高校で週4の部活動をしていれば、人様に聞かせる
品質を担保できていると高を括っていた。
伴奏は母にピアノを録音してもらったもの。

今日見た夢では、その期末試験で七重奏をやろうとしていた。
中にはわたしのあまり話したことのない男子もいた。
「あれ、いつの間に入ってたんだっけ?」
と思うくらいだから、事前に合同練習していたはずもない。

出だしの音からして合わなかった。
楽譜など渡されずに演奏を評価する先生も、さすがに顔を歪め、
「やり直そうか」
と声をかけた。

仕切り直しても結果は一緒、むしろ次第に悪くなった。
人前で恥をかくことに、みんなの心が折れ始めたからだ。
これは試験なんだ、と割り切り一人で演奏を続けることにした。

2016年の悪夢初めという感じ。
これを教訓に、三連休明けの今日からまた頑張るか。

起きても鮮明に内容を覚えているのは、仕事とすごく似ている
からだ。
経験を積んでいようといなかろうと、普段できていないことは
本番でもできないし、複数人でのパフォーマンスとなると
誰かが飛び抜けてできてもダメ。
そして評価する人は過程を知らなくて結果だけで判断する。
っていう。