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『もう会いたくないなんて、急にどうしたの』

えっ？

『司に、何かされた？』

とっさに…答えられない。

あせってドキドキして
電話を持つ指が震える

ふぅっと息を吸い込んだ。

『奈緒、司となにしたの？』

「ねぇ、やっぱり今日は、このまま家に帰る。」

『ちょっと待って。奈緒、なんで。』

そのまま電話を切った