観劇記録は滞ってるけど、すっ飛ばして昨日の観劇
NODA・MAP 『Q』：A Night At The Kabuki
作・演出：野田秀樹
音楽：QUEEN
出演：松たか子 上川隆也 広瀬すず 志尊淳
橋本さとし 小松和重 伊勢佳世 羽野晶紀 野田秀樹 竹中直人
悲恋の恋人ロミオとジュリエットが生きていたら・・・
引き裂かれたそれからの2人の後日談
チケットを取るのにかなり苦労した舞台
会場を見渡すと中高年、特に男性が多いのに驚きました
出演者が目当ての人も多いだろうけど、昔からの野田作品ファンが多いのだと思う
上川隆也さんが野田さんの舞台に初参加
初めて蜷川作品に出演した時は「ついに」って思ったけど
野田作品に出ると聞いた時は「まさか」だった
野田作品のイメージが全然無かったから・・・でも嬉しかった
それからのロミオの苦悩はもちろん、キャラメルボックス時代を彷彿させる弾けっぷり
松たか子さんは野田作品経験者なので初参加組を引っ張る安定の演技
若いロミオとジュリエットの2人も声も通ってて、とても良かった
羽野晶紀さんもさすがだな～これからもっと舞台に出てほしいわ
ロミオとジュリエットの話は日本の源氏と平家の争いに置き換えられ
家と家との争いはつまり国と国の争い
名もない駒とされた人々にも、名前があり家族も愛する人もいる
入り口はロミジュリでもラストは野田さんらしい出口に導かれ
突きつけられる名前もなく消えていった人々の無念
いつも通り難解ではあるけど、メッセージは伝わった気がする
毎回NODA・MAPはbinちゃんと観劇していたのに
とうとう土日2枚のチケットが取れなかった
チケット販売方法に問題もあるとは思うけど
本当に野田作品を観たい人がたくさんいるんだと改めて思いました