まず、1月1日の能登半島地震で被災された方々にはお見舞い申し上げます。

 

最大10連休と言われたこのGW、私には無縁でした。

世間は休みだと言うので、有休取って富山へ一泊3日の旅に出ました。

復興支援だといえば偽善かもしれない、

美味しい食べ物と、綺麗な景色と、知らない景色を見るために

 

保険を掛けて出発時間の遅い経路で、仕事は定時ちょっとで無事終わらせました。

京都深草の高速バス乗場からの出発でした。

学生時代から夜行バスよく使ってましたがここからの乗車は初めて。多分。

バス乗場の案内見てもピンときませんでした。

高速道路に沿ってある暗い公園に看板が見えて、指示された方角へ足を進めると階段が。

本当にあってるのか不安しかない、誰もいない。

暗がりの中の看板ははっきり階段を指していました。

恐る恐る扉を開けると小屋があって、人がいました。よかった。

ちゃんと京都深草と書いてます。

小屋の路線図には富山の他長野・静岡方面へも走っているとあります。

長野方面のバスを見送って定刻を5分程過ぎて やっと到着しました。

誰もいない夜行バスの停留所は心細いです。

何度と予約メールと日付を確認しました。

乗車したら寝るだけです。

前日にぎっくりきてしまった腰には湿布。

頑張れ腰!

富山駅へは5時代の到着でした。

幸い駅の西側の御手洗いで身支度整え、富山城を目指しました。

そして、初日にはバスツアーを予約してて、砺波と立山を巡ります。

お天気はとてもよくて青空が広がっていました。少し暑いです。

 

駅の売店でおにぎり買って手早く朝ごはん。

ツアーの集合場所でホタルイカおにぎりを食べていました。

ツアーは砺波のチューリップフェアと立山室堂の雪の大谷に行くツアーでした。

参加者は38名、座席は二席宛がってもらえました。

開園に合わせて到着し、一時間半自由行動。

様々なチューリップが咲いていました。

フェア最終日でしたが植え替えされたとのことでとても綺麗でした。

展望台のチューリップタワーにはすごい列だったので諦め、すたすたと歩みを進めました。

それでも時間いっぱい掛かって、トイレ済ませて水分調達してたら集合時間に遅刻してしまいました。。。

売店でトイレ休憩と室堂までの車中でお弁当済ませて、国立公園に突入でした。

曲がりくねった道をバスはひたすら登ります。

2430mの室堂で2時間程。

真っ白な雪景色と照りつける太陽は青空に。

13mの雪の壁、室堂の奥のみくりが池温泉まで。

滑らせながらも何とか転ばずに歩けました。

室堂のホテルの裏では雷鳥の番がいて、皆一定の距離を保ちながらカメラを向けていました。

雪道に体力持っていかれてうとうとしていると踏切でかつて地元を走っていた列車が通り過ぎました。

不思議なもんです。

 

ツアーも終わり、18:30前には高岡駅に着いて氷見の宿へ向かいます。

電車を調べてましたがどうも本数が少ないようで何なら宿の近くまで行けるバスに変更。

それにしても判りづらい、と思いながら乗車しました。

同じく乗車したアジア圏ぽい男性にこのバスはここに行けるか、と訊ねられました。

迫る発車時刻、直ぐに検索しましたが私ではわからないので運転手のおばさんに検索結果見せて代わりに聞きました。

どうも途中までは行けるけど乗り換えないといけないらしく、このバスではないよと言う間に扉を閉められ発車し始めました。

おいおい...

あまりに可哀想なので暫く調べて、カタコトの英語で説明し、乗り換え場所を伝えました。

バスは日暮れの街を走り、氷見へ入りました。

不意に誰も押していない停留所にバスが止まりました。

鬼畜じゃないかと思っていた運転手さんが乗り換えできる繁華街の停留所で止めたようです。

よき旅となりますように。

 

私も程なく目的の停留所で降りてとりあえず晩ごはん。

ツアーが予定より早く終ったので選択肢が増えました。

そもそも店とその中で遅くまで開いてる店がなさそうで

事前に調査済みの古粋さんで氷見牛を満喫しました。

ご夫婦で営まれているようなので

テーブル3卓とカウンター7席をほぼ1人で回すのは忙しそうでした。

宿はたきの荘で、素泊りのお宿。

和室でシェアキッチンがあり、風呂とトイレは共用です。

部屋には机と座布団と布団で、アメニティはタオル2枚と浴衣、歯ブラシでした。

チェックインして汗を流して、カメラの充電出来るACを忘れ、貸出しもなかったので買いに行くことに。

フロントで聞くと徒歩10分位の所にコンビニはあるらしい。

道順教えてくれたけど、海岸にも行きたかったので逆方向に。

結局どう頑張っても徒歩10分でした。

見上げれば北斗七星。

夜景撮影にはうってつけの環境でした。

この前買ったレンズと単焦点35mmで。

白くならないように、遠くの光と星空の共存は難しかったです。

前回の日光では満月だったし、街明かりが明るくて苦戦しましたが

月もなく、街灯も届かない海岸の公園からの夜景は静かで綺麗でした。

時折海から川からちゃぽんと魚が跳ねるような音がしました。

すっかり冷えた身体はコンビニでついでに買った缶チューハイで温め、

シェアキッチンのポップコーンメーカーでポンポンしてツマミにしていました。