①綾辻行人『迷路館の殺人〈新装改訂版〉』(講談社文庫)

感想:〈館〉シリーズ第3弾。

   何も考えていませんでしたが、良い時期に読むことができました。

   作中作の形式で事件は進みますが、エピローグでビックリ!

   血痕ってそういうことか〜、性別も間違って認識してたわ…となりました。

   もう頭から騙されてましたね…。

   『十角館の殺人』に匹敵するぐらい面白かったです。

 

②榎田ユウリ『妖奇庵夜話 千の波 万の波』(角川ホラー文庫)

感想:本編終了後の後日譚、初回特典のペーパーコミックを収録。

   これが本当の完結となります。

   伊織と青目が二人で過ごした日々は、重くて切なくて。

   そして、青目の正体が明かされました。

   結果的に一生背負う罰となり、逃れられない苦しみになるんでしょうね…。

   また、伊織が妖奇庵に戻ってからの日々は、明るくて賑やかで、でも切なさもあって。

   穏やかではありましたが、どこかなんとも言えない空気が全体的に漂っていたように思います。

   マメちゃんに会えなくなるのは寂しいな。

 

③神永学『浮雲心霊奇譚 火車の残花』(集英社文庫)

感想:あとがきにも書かれていましたが、本当に「赤」が多かったです。

   浮雲と歳三が京都へ向かう途中に立ち寄った川崎で、怪異に出会うお話。

   今回は浮雲の出番が少なく、歳三と新しく登場した梅さんのシーンが多いですね。

   梅さんの本当の正体は歳三たちに明かされていませんが、恐らく今後どこかで再登場するのではと思っています。

   後、こんな所にまで登場し、旅籠の主人にも顔が通じる玉藻が何よりも怖いですけども。

   彼女の正体が一番気になります。

   こんな感じで京都への旅は進むんですかね?

   しばらく京都への旅路が楽しめそうです(笑)

 

 

今月は3冊読了。

何だかんだ仕事で忙しい1か月でした。

それでも先月までを思えば、精神的に余裕はあったかなと。

GW中にしっかり休みたいです。

読書もしたいなぁ。

 

積読22冊。

読みたい本はいっぱいあるのに、自分に余裕がない!