①綾辻行人『水車館の殺人〈新装改訂版〉』(講談社文庫)
感想:〈館〉シリーズ第二弾。
1年前と現在が交互に描かれる形で話が進められていきます。
ラストに明かされる絵画の全容が、一番怖くて気持ち悪かった…。
伏線をしっかり回収しているのはさすがでしたが、トリックも犯人も意外性は少なかったんですけどね。
ちょっと陰湿さも感じましたし、人間関係もドロドロしてました。
全員が私利私欲で動いているなと感じました。
舞台が岡山というのもあり、某先生の作品を思い出してしまいました(笑)
②西尾維新『戦物語』(講談社BOX)
感想:暦とひたぎの新婚旅行編。
時代に合わせて価値観をアップデートしつつ、夫婦別姓や忍の養子縁組の話し合いをメインに、栃木へ新婚旅行。
しかも、なぜか神原も一緒という奇妙な旅行。
確かに神原は役に立ってるけど、それで良いのか。
最後に忍から二人へのプレゼントもあり、終始ほっこりとしたストーリーでした。
その分、今までのシーズンを考えると物足りなさも感じましたけど。
一応ファミリーシーズンとなるようですが、続編はあるのかな?
③夏原エヰジ『Cocoon 京都・不死篇5−巡−』(講談社文庫)
感想:京都・不死篇ラスト。
道満との最終対決の前に瑠璃に関して衝撃の事実が発覚したり、各々葛藤している様子が伺えたり、なかなかハードな展開でした。
妖達のコミカルな姿が巻を追うごとに減り、京都・不死篇自体が重かったと思いますが、結構ずっしりときましたね。。。
ただ、次世代のことも含め、未来のことを案じていた瑠璃の思いはしっかりと受け継がれていたと思いますし、報われた形で終えられたのかなと思います。
今後もシリーズは続くんですかね?
今月は3冊読了。
休暇がありましたが、人生初インフルエンザに罹り、休暇を潰しました…。
もっと読むつもりだったんだけどなぁ。。。
積読23冊。
来月は3連休が2回あるので、沢山読みたいですね。