鷲田清一先生が毎日エッセイを書いている。このシリーズで興味を引いたのは

290回(2016.01.24)の和田芳治氏が広島県の山あいで起業してきた「元気で陽気な

田舎のおじさん」のこと。

貨幣を介した等価交換ではなく、貨幣に換算できない物々交換をベースに地域経営

を再建しようと活動していることが、NHKTVで「里山資本主義」として放映された。

 

「里山を食いものにしよう-原価0円の暮らし-」 和田芳治/著

『里山資本主義 —日本経済は「安心の原理」で動く』 藻谷 浩介、NHK広島取材班

 

 昨日は、恋情(519回)がテーマだった。
恋に焦がれて鳴く蟬(せみ)よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす  「山家鳥虫歌」(岩波文庫)

日本人の美学を表現しているけど、コトバを仲介している人間なのでじっと寡黙に光って

いるだけでは相手に意をつたえることなどできない。肉食系の蛍と8年越しの沈黙を経て

1週間の恋、喧噪の歌を騒ぐ蝉。

さて、あなたはどっち派ですか?