こんなことわざにも旧来の単位が使用されているが、死語となっているんだろうか。
尺八、一升、坪などの言葉がまだ世間でわずかに流通している程度かな。
ある出版社のPR誌にお登紀さんのエッセイが掲載されていた。
永六輔著「レンズとマイク」藤原書店 (2016/3/25)
上記の本の紹介記事だった。登紀子さんは、永六輔さんと大石芳野との対談に
絡んでいた話から永さんが「遊び心」で真剣に取り組んだ「尺貫法復権運動」の
ことが書かれてあった。
社用車で移動中に聞いていた、TBSラジオの自らの番組「誰かとどこかで」で
尺貫法復権のキャンペーンしていたことを思いだした。提唱、全国の職人衆に決起を
呼びかけたほか、自ら尺貫法を使用し警察に自首するデモンストレーションや、
曲尺鯨尺の密造密売、プロパガンダ芝居「計量法伝々」の全国公演などの形で
尺貫法復権運動を大々的に展開していた。
虫けっらのような庶民にもそれなりの意地と気持ちがあるもの。永さんのように日本
固有の「歴史、文化、伝統」の良さを守ることに楽しく取り組んだパーソナリティもだん
だんいなくなったている。和の文化・職人芸など廃れつつある。
昭和は遥か遠きもの