Introduction of Castelnuovo-Tedesco ④
人との出逢いから、CDと楽譜出版へ
テデスコが楽譜出版社の社長と出逢って云々という話ではありません。今回、takatakaがお世話になった楽譜出版社長との出逢いと、それが波及する「フルーツ」の話。フルーツって
、、。味わえても、けっして食べられませんよ、このフルーツは。物事の成り行きから出来た成果としてのフルーツです。
今月の初め、某ピアニストがコンサートで取り上げる「未出版の楽譜」を探すお手伝いを始めた。出版されたものであれば、そこそこ図書館・版元に問い合わせればどうにかなりそうなもの。しかし、故人となった作曲家のものや未出版の楽譜を入手するとなると、ほんと厄介なもの。まず、誰が所持しているのか、今それが何処にあるのかから調査をしなければなりません。
今回は、友人・知人の関係などに当ったものの、最近の個人情報保護法やプライバシーの保護の影響か相当壁は厚かった。音楽業界に人脈が少ない自分には、少々の時間と情熱しか持ち合わせていない。
あの手この手と連絡を行い情報収集を開始。今回の主役である社長さんからの情報を手がかりに楽器屋さんへ電話するも、休日の月曜日に電話したため連絡が付かない。大きな壁をよじ登っているようでお目当ての楽譜などには到底届きそうにもない様相と思われた。![]()
万策尽き、本日はもう終了!。取り会えず、その情報ネタを頂いたその楽譜出版社長をその夕方に訪問することになった。その社長さんとは以前から何度か楽譜購入などでお逢いしている。
当方の楽譜入手の件はさて置き、以前に訪問したときに知った社長の愛娘の誕生日が私と同じことの話題から、会話が弾みテデスコの話題となっていった。トンでもない「テデスコ・オタク」であることを双方とも確認し合うことになるのであった。
事務所での会話 ![]()
社長:20年前にテデスコの楽譜紹介を某雑誌に3回ほど連載で書いたけど。
私:えぇ、それは雑誌に3回?2回分ありましたね。(そうか!あの記事は彼方だったのか)
社長:フル-ト、イングリシュホルン、ギターの「Ecloghe」の楽譜も持っている?
私:目白か池袋?で購入したかな。(自宅で翌日に確認したら、なんと自分もヤマハの領収書が
あった。)
社長:
銀座ヤマハで注文してやっと手に入れたよ!池袋では入れていないぞ![]()
私:そういや、、その曲の日本初演は、確かJTホールでしたね、行けなかったけど。
社長:(自慢げに)その楽譜は、初演するようにと彼にあげたんだ
ところで、Nick Rossi著の
「テデデ スコのカタログ」は持ているの?
私:昔にk音大図書館で見つけて結構役に立ちましたよ。
社長:(だんだんと熱が籠もってくる)俺はあの雑誌に書くために借用してまだ所持していない、
俺は現物主義だ!(その翌日にはアメリカの古本ネットでそのカタログを注文していて、
一週間後には手元にあった。)
私:そのカタログは、その後にヤマハで見つけて買いましたよ!2冊あって2冊買おうと思った
けど、。次にヤマハに行ったらもうなかったです。もしやすると、良くK・Y君を見かけたから
彼でも買ったのかな?
社長:ヤマハでは、給料の殆どを楽譜購入に当てていたからお馴染みになって見本楽譜をもら
ったよ。
私:一時期、ヤマハは、ギター関連の楽譜に相当力を入れていたネ。
ところで、イタリアで分厚いカタログが出たことを知っていますか?(知らない?!)
じゃ、今度お持ちしますよ!(下記の書籍2分冊)
テデスコの箱入り2分冊カタログ(イタリアで2005年の出版)されたものを後日持参したら、社長が
「この本には写真が1点もない!」とこぼしていたっけ。(絵本でも期待していたのかな?)
これは、テデスコの自伝のようなものでテデスコが出筆したものをイタリア語(当然だ)でまとめた
ものであるとか、社長からメールが届く。そのうちの1冊は「作品カタログ」です。
ご希望の方は、このブログまでご連絡をください。まとめて注文すれば安く手に入ります。
そう、社長さんが輸入するでしようね。(お値段:70ユーロ+α)
** 動物的な感と偶然が織り成す「出逢い」 **
なにやら、社長さんが誰かと電話をし始めてる。どうも僕のお目当ての作曲家とである。あの楽譜を貸してもらえないかと交渉を始めているではないか!半月後には、我々の手元に入ったのであった。(嬉しい)
テデスコが亡くなって40年がたったことに気づき、上記の経緯から、CDの製作とその楽譜の出版をする予定ことになった。「人との出逢い」はこんなにも急激な展開を見せるものだと感心する次第である。CDの製作やその発売記念コンサート、さらにお目当ての楽譜の出版やらと今年の後半は面白いぞ![]()
**話題は尽きない**
さらに、M・M・ポンセの前奏曲(Gとチェンバロ)の楽譜も探していた。未出版と思われていたその楽譜は社長自身は購入しているとのこと。しかし、メキシコで出版されていたがその楽譜出版社は倒産してもう手に入らない。
その訪問当日の別れ際に、「困った!困った!」どうしてもそのポンセの楽譜が欲しい。![]()
一代決心して、ずうずうしく「貴方の所有する楽譜を買うから譲って欲しい!!」と懇願する
takatakaであった。
おもむろに「魔法のパソコン」から出版に備えて準備中の「ポンセ」さんのチェンバロ付きの前奏曲の譜面が出てくるのであった。ウワー凄いぞ!

