滅びの呪文 | ワイン屋ちゅんちゃんのブログ

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京都西陣のワインショップ・ゴリヨンの店長です。F1とかワインとか日常の雑多な事を書いてます。
のんびりやってます。

これもう何百回言ってますけど。

1970年生まれの私。

バブルなんて遠くから薄っすらにおいを嗅いだだけなんです。

大学入った頃は先輩らも大手企業に就職してました。面接の交通費はおろか、なんかいろいろ手厚くされたという話もちらほら聞きました。

ですが、卒業する頃には4回生の秋までに就職決まってる人7割くらいだった。しかも大企業ではない。地方の信用金庫とかならいいほう。後輩ら慌ててWスクール。公務員試験の人気がぐっと上がったわけ。

それでもまだ国立大学だからマシだったんです。

大学院出る頃にはすでにフリーター決めてた後輩も結構いました。教職も厳しい頃だったので非常勤しかないとか。

 

そんな中、普通に就職出来た連中はというと、30年経ったいまは管理職とかになってますよね。

自分ら正社員当たり前だったんで、下の者に当たり前オーラ出しまくる。非正規雇用なんて無能。おれらは自分の能力で就職した。

だから、お陰様の発想がない。

自分が正社員であるために誰かが割を食ったとか、我慢したとか考えもしない。自分が就職できたのはたまたまのラッキーという感覚がない。

その発想でもって子育てをするので、自分の子供にそういう価値観を押し付ける。

能力がないからニートになる、非正規になるのだと。そういった人間は落伍者。落伍者に手厚くする必要などない。自助だ。

驕ってますよね。

 

おれの言うことは正しい。おれの言うことを聞き入れてくれない奴がバカ。おれの言うことは受け入れてもらって当然。

そういう考えの人間(なぜか男に多いんだけど)は第二次ベビーブーマーあたりに結構いる。

それはその親世代らが育ててきた成果です。

「自分は大学いけずにたたき上げで頑張ってきたから息子には」「長男なんだから大学行け」

この教育で頑張って来た男子はすごく多いです。

一方、女子は「女なんて短大で充分」「4大なんかいったらオヨメに行けない」「4大なら学校の先生か公務員」という認識。

反抗しようもんなら…って感じです。

当然教育過程でも社会に出ても平等ではありません。男女雇用機会均等法は出来てましたが、現状は追い付いていませんよね。

ほんと。

しかも序列社会まだまだ生きてたので、先輩のいう事は絶対。

男は皆上向いてゴキゲン伺って生きてた。

喩えはアレだけど、大物芸人の番組みたいな感じ。男気見せないと生きていけない。

そんな中で弱い立場や女性にきちんと向き合って生きて来た人もいる。

そういった男性の子供世代は良識的でやさしい。

今若い子の性質の二分化が言われているけど、そういう部分にも遠因があるのではないかと思う。

 

何が言いたいかというと。

 

氷河期世代を冷笑し、バブルを引きずってる奴は滅びろ!

 

バルス!