自然に囲まれ生活する人々は心体豊か | 翔蹴る  セパタクロー 寺本 進 

自然に囲まれ生活する人々は心体豊か

現地の人と共に自然の中で生活する事で、日本という国の豊かさに改めて気づく。そして同時に自然の大切さを感じることになった。


日本に生まれ生活してきた私達にとってこの環境は当たり前の状態で、特別なものだと気づくことはなかなか出来ない。 


タイの田舎生活に洗濯機やテレビ、冷蔵庫はなく、部屋にちゃんと鍵もかからない。風呂はバケツにたまった水を浴びるだけ。時には蛇やムカデが部屋をはったりシロアリが家を潰ことだってある。舗装されていない土の道は、雨が降る度に沼のようになる。 しかしそんな環境でも何の不自由も感じさせず生活している人達の笑顔を見て、豊かなはずの日本に無い大切な何かを感じていた。 


人は常により快適な生活環境を生み出そうとする。不便なことがあれば、まずその環境を変えたいと考える。特に日本にはそれを変えることが出来る技術と資金がある。これはすばらしいことだけど、それに頼ってばかりでは本来人間(動物)の持つ能力(対応能力、運動能力、、、)を退化させてしまわないだろうか? 


何かを改善したいと思ったら、まず自分自身が変わろうとするべきだと考えます。これはどんな事に対しても言えること。人間関係でも同じで、人のせいにする前に自分を見直した方が解決に向かう事が多いし、自分自身成長できる。


快適な環境、あふれる物、そして人、、全てに対して有り難みを感じながらそれらに頼り過ぎないことが、心と体を少しずつ進化(成長)させていくコツかもしれない。