選手部屋はディズニーランド | 翔蹴る  セパタクロー 寺本 進 

選手部屋はディズニーランド

タイではメジャースポーツセパタクロー。


その本場でのプロリーグに参加する選手達はどんな環境で生活しているのか知られていない。


お教えしましょう!  


日本の野球やサッカーのような待遇とは程遠し…


昨年所属していたリーグナンバー1の実力と資金力を持つナコンパトムでさえ選手を取り巻く環境は厳しい。


給料は一般選手で1シーズン約2~3万円(約半年間)。ただし毎日の食事、宿泊はチーム負担。宿は選手10人がホテルの1室で雑魚寝。部屋には鍵もかからずで、朝起きたら知らない人が寝ていることも、、。


電球は所々にしか設置されておらず、窓も無い暗く湿った部屋。


ゴミ捨て場が部屋のすぐ外。


毎晩電気を消した途端、どこからとも無くガサガサとネズミたちが現れ、体の上を走って越えていったり頭を蹴られたり。そして布団を頭からかぶっていないと耳をかじられた。


大騒ぎするネズミにおびえながら過ごした6ヶ月間。

部屋は毎晩ディズニーランドと化していました。ミッキーマウスが嫌いになりそう、、、。


変わって今年ナコンサワンでは寝床にネズミがいなかった!


多分猫が沢山いたから(有難う猫!)。

しかしある日の深夜、拳銃を持った不審者が裏山から施設に進入してきて警備員に捕まるという事件が起こった。その後物音がすべて銃声に聞こえた。


タイでは安心して休めるところがない気がする。 


それでも選手達は最高のパフォーマンスを見せる。


競技だけでなく、生活から精神面が鍛え上げられる。



チーム移動バスにて(苦笑)