Album Choice! 36/ Blind Faith | オリオンの洋楽&ランダム雑記

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1~5を順不同で書いていマウス。



Album Choice! 36
By TN 

Blind Faith 

 

☆ Blind Faith 
From The Album Blind Faith 
Released in 1969.
ブラインド・フェイス


Had To Cry Today

Can't Find My Way Home

Well All Right

Presence Of The Lord

Sea Of Joy

Do What You Like



ブラインド・フェイスは
イギリスで実績のあるミュージシャン
エリック・クラプトン 
ジンジャー・ベイカー 
スティーブ・ウィンウッド
リック・グレッチ
以上のメンバーにより結成されました。

結成当事は
スーパー・グループという触れ込みで
話題になりました。

このアルバムは1969年リリースの
バンド唯一のスタジオ・アルバムです。

リアル・タイムもしくは近い時期に
このアルバムに接していないリスナーには
スーパー・グループという実感は無いだろうし
(ワタクシが正にそれだ)
そんな意識は不要だと思う。

同時代の多くの洋楽ファンにとっては、
当事のロック環境の盛り上がりを背景にした
    それ相応の思い入れがある
      アルバムであります。

アルバムを通して
ロック・ジャムセッション風の
雰囲気が色濃く出ている内容です。

各メンバーの個性の均整を重視した演奏が 
ゆったりと展開してアルバムは進みます。
ラストの15分に及ぶナンバーで
各メンバーの個性がクッキリと浮かび上がる
という構成です。 
ジンジャー・ベイカーが見事なドラム・ソロを
披露しています。

クラプトンのギターは
時おり自己主張が見られますが
殆どがアンサンブル重視の演奏。

様々な意欲的な折衷が施されていますが
各メンバーの優れた力量と
時には未消化的な荒らさが
絶妙なバランスで拮抗している
摩訶不思議な魅力があります。

このアルバムから受ける
バランスの質感は
スティーブ・ウィンウッドが在籍したバンド
「トラフィック」のアルバムに
通じるものがあります。

本作のプロデューサーのジミー・ミラーは
トラフィックも手掛けていますが
このアルバムが放つ折衷感は
プロデューサーの貢献度も寄与していると
思われます。


このアルバムは単体でも
充分に楽しめる内容ですが
クリーム
トラフィック
ファミリー
以上の各ロック・バンドを聴いて馴染むことで
更により楽しめる内容であります。

クラプトン・ファンにはお馴染みの
Presence Of The Lord
やっぱり名曲ですね。

しかし・・・このアルバムは
文章では伝えにくい演奏であります。


自分の知らない時代のロック・アルバムは
名作と言えども
ラジオ等でオンエアされることが少ない環境で育っているので
どうしても雑誌等から得られたイメージが
先行してしまっている作品があります。

これまでも実際に聴いてみて
活字から得たイメージとは違った印象を受けたアルバムに幾度か出くわしました。

このアルバムはワタクシにとっては
その典型的なアルバムです。


このアルバムを知らない洋楽ファンは
温故知新感覚でリラックスして
接してみるのも無駄ではないと思います。

最近の洋楽では少なくなった
(全く無くなった訳ではありませんが)
この時代ならではの
バンドの一体感が味わえます。

☆ Presence Of The Lord 



Amazon HMV TOWER 等の通販で
入手出来ます。
全米/全英アルバム・チャートで
首位を記録したアルバムです。

興味が沸いたら
是非聴いてみてね。
それでは。☺☆♪♪