変わった京の自然、観音地蔵像と地球環境、山科陶灯路 | ケンレンの京都四季と環境問題

ケンレンの京都四季と環境問題

地元四季の写真と環境問題お役立ち情報。前もっていいね、ベタ、読者を有難うございます。(2017年頃までの写し絵写仏は、中止しました。)

世界的名演奏家、ヨーヨーマによるチェロ バッハ

(参考:http://youtu.be/LU_QR_FTt3E小澤征爾師と深い関係があった世界的名演奏家ロストロコービッチの演奏です。)
①変わった京の自然
②変わった未公開新観音
③変わった地蔵様写し絵写仏
$ケンレンの美しいフリーウェブ写し絵写仏と京都景色-onbujizokeitai(携帯コピー用です)
④変わった地球環境
⑤木叉先生のことば「光をつけて」


変わった京の自然

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毎年見ている疎水の桜で秋に桜の開花は、初めてで珍しい経験をしました。それは一燈園と小金塚の間で疎水路にある二本の桜の木です。10月20日頃より見つけました。末頃まで見られるでしょう。そこだけ春に季節が変わったように感じました。

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10/8日今年の山科駅前陶灯路が開催されました。今年は今までより陶灯が綺麗になったように思われました。ローソクを入れる清水焼の陶器のデザインが豊富だったのだろうと思います。
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今年の野外音楽演奏は,山科区「もてなす君」と京都の清水焼「きよまろ君」のゆるきゃらが出て、オカリナ演奏、チェロ、バイオリン、クラリネットの3重奏、二胡とギターの演奏がありました。いい音が時々味わえました。尚、10/29日から11/6日迄は京都府の「国民文化際」です。
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オカリナ演奏者数名と多く重なる時は、余り感じられませんでしたが、二人2重奏は綺麗な音でした。
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チェロは暖かい、いい音でした。バイオリンは、高音部が綺麗に感じました。
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今年は東日本震災の影響で「ふるさと」等震災関係の曲が二胡、オカリナなどそれぞれの楽器で何度も演奏されました。

②変わった未公開新観音

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山科安祥寺本尊の観音様は、7年前の町内防災会の集まりで私が拝観させていた時には古くて貧相に見えました。しかし、今年拝観させて頂き、大変立派に変わっていました。先月のブログで記載したように、修理をして昨年奈良国立博物館に初展示され、その時に綺麗に変わったのでしょう。また、安祥寺に戻って祀られて。
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山科の非公開寺院、安祥寺に私が町内防災活動のご縁があったため、10/23日拝観予約して午後3時半から拝観させて頂きました。今回は前回の一時間以上の訪問と比べて短く半時間程でしたが、写真が充分撮れました。先月20日訪問時は大勢の人で良いシャッターチャンスがなかなかありませんでした。
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今回は6名の少人数、私以外の初訪問の5名は、「幸運に恵まれ貴重な仏像を拝観させて頂き感動しました」と感想を述べていました。今回も十一面観音の撮影を許可して頂けましたが、文化庁から重文の指定書が届くと法律的に厳しい条件が課せられて、通常は写真撮影は許可されなくなるとのことでした(本年3月の審議会で重文決定済み)。良いタイミングで撮影させて頂き幸運でした。皆さんは携帯で写真を撮っていましたが、私は1400万画素のデジカメで三脚を使用し撮りました。
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 この奈良様式の黒漆塗り木彫萱の木作りの観音様は、近くで見ると金色の冠、頭光と左手の水びん以外は黒色なのですが、離れて見ると黄金色に見えることが神秘的でした。写真にもそのように写っています。
建物の大きさの割りに背が高く、もう少しで天上につかえる程です。文献では、投身大の観音像との記録もあり、このことは、本尊が後で入れ替わったと思われるとのことです。この十一面観音は安祥寺建立848年より古い観音様。作られた年代も作者も不詳でご住職の話しでは、泰澄 (682-767年)作とも言われているとのこと。いずれにしても寺建立の1200年以上前の観音像であり、良くも無事長く継承されたものだと思います。眉間の白毫が異常に大きくパワフルな印象を与える特徴があります。
その他中国から渡った古い地蔵様も見られました。
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私は努力を怠る現世利益的なことは好きでないのですが、この十一面観音として言われる特徴は次になります。
十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経によれば、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(功徳)をもたらすと言われる。
十種勝利
1.離諸疾病(病気にかからない)
2.一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
3.任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
4.一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
5.國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
6.不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
7.一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
8.水不能溺(溺死しない)
9.火不能燒(焼死しない)
10.不非命中夭(不慮の事故で死なない)

四種功德
1.臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
2.不生於惡趣(悪趣を生じない。すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
3.不非命終(早死にしない)
4.從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)

 日本語では「十一面観音菩薩」、「十一面観世音菩薩」など様々な呼び方があるが、国宝、重要文化財等の指定名称は「十一面観音」となっている。
「十一面観音」は、大光普照(だいこうふしょう:偉大な光をあまねく照らす)観音とも呼ばれ、頭上の11面のうち、前後左右の10面は菩薩修行の階位(お悟りの内容とその位)である十地を表し、最上部の仏面は仏果(仏道修行の結果として得られる、成仏という結果。)を表すとされるが、これは衆生の十一品類の無明煩悩を断ち、仏果を開かしめる功徳を表すとされる。「救わで止まんじ」の誓願を持つ。六観音の役割では、阿修羅道の衆生を摂化するという。


==③変わった地蔵様写し絵簡単写仏==

今回掲載のお地蔵様は、ケンレンも京都府観音寺で初めて見た次のように幼児ををおんぶする変わったおんぶ地蔵です。
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9月一回目掲載の「トンボと地蔵」のケンレン写し絵写仏を、近所の人にたまたまお見せすることになってお見せした所、
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是非、欲しいとのことで、B5サイズ印刷で差し上げた所、喜ばれ、「額に入れて飾ろう、何とも言えないいい印象で心が癒される、カラーコピーして親族等にあげる」と言っていました。

下図は聖観音図です。

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次は参考にした弁栄聖者の仏画です。
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==④変わった地球環境==

最近の地球の自然災害は、何と多く起きていることでしょう。今月はトルコM7.2地震とタイの洪水、
3月は、東日本大震災でしたし、去年は、チリM8.8、ハイチM7.0、スマトラやジャワ付近でM7以上が毎年2004年のM9.2大地震津波にさかのぼり起こっている。その他2008年中国四川省大地震M8.0等頻繁に大地震が起こっている。洪水も中国、韓国、米国、オーストラリア、パキスタンやヨーロッパにも日本も。
「大地は動かない、水はいつも同じ場所に有る」という常住の想定は誤りだ。いつか動き、いつか乱入する。
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秋の疎水
 日本は放射能汚染もあり、こんなに人間や生物に被害が多く起こるけれど、私は、これも何かの大きな意味と学びがあると思います。悪いことだらけではない。それ以上に「当り前」が「有難い」に気が付かない多くの恵み(Amaging grace)がある。遠い未来やがて良い結果を生むと思っています。努力してそうしなければと思います。
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やっと透明樹脂カバーを付けた町内掲示板です。

⑤田中木叉先生のことば
こんな世の中だこそ「光をつけてものを見よ ものにはすべて意味がある」
「観音様を『救われた自分の未来の姿』といつも拝みなさい」
『田中木叉先生法語お聞き書き』より
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慈悲と智慧が不足し、迷ったり悩んだりする自分が救われて、変わり、素晴らしい慈悲の愛と智慧の判断力で身近な人々や地球上の命を助ける菩薩様、それが私の未来の姿、そんな姿に成れたらどんなにいいでしょうか。少しでもそう成りたいと思ってケンレンは、観音様を写仏をしたり拝んだりしたいと思います。