画像は、野(群馬)に咲く花にハチが蜜や花粉を採りに来ているところです。
「白は白 黄は黄のままに 野の小菊 とりかえられぬ尊さを咲く」
田中木叉
良く見ると花ひとつひとつ皆違い、人間一人一人も皆個性や性質が違って誰一人同じ人はいません。白色の花は、純な色白色を精一杯に。明るい黄色い花は黄色い色で明るく精一杯にその色の特徴を活かすこと。お経では「青色青光、黄色黄光、白色白光・・・雑色雑光」と表現されています。それぞれの色という異なる性質や性格を伸ばし、向上させなさいと語っています。有名でなくともその野菊は他と共存し、その季候風土に合って尊く存在しています。自分の好きな花(人)を野菊の群れ(別種の人々)の中に植え替えてもうまくいきません。地球には、色んな種類の花が咲き、木々も野山に繁栄しています。好きな花だけに人が取り替えない方がよいのです。
自然界で生物種の多い程その区域は、強く安定し、外からの影響に潰されないという事実があります。多種な生物が周りの多種な生物に対応出来るからです。又、適材適所に多種な花が生きること。それが好ましいです。人間社会も同様です。企業でも家庭でも同様で、父、母、おじいさんおばあさん、兄、妹、赤ちゃんと多種の人間がいる方が、苦労も多くある代わり、対応性が高まり向上します。子供同士も兄弟が多い方が人間形成にプラスになります。育児は立派な仕事です。その子のアイデンティティーを育む仕事です。また、男女の特徴も生かすことが大切です。男性は、いい意味でかたく、真面目で仁義に篤く堅い方が好ましいです。女性は、いい意味でやわらかく、しとやかな大和なでしこ。しかし、芯がしっかりの賢母でいつも微笑が日本女性のアイデンティティーです。古来の日本人の性質に「おおらかさ」もあります。他人と遅れたり違ってはだめと、せかせか、こせこせする現代日本人が反省すべき点です。m(u_u)m
人は誰でも人生の花を咲かせることが出来ます。なぜなら、花の遺伝子を持っているからです。父より貰っている。母より貰っている。 祖父、祖母、その又祖父、その又・・・と多くの多様な遺伝子と血筋を持っていますので必ず、筋のよい能力を色々試し、育てましょう。
この画像は京都山科洛東高校近くの疎水に咲く椿です。緑の草のじゅうたんに赤い椿の花がたくさん落ち、赤く染めます。
美しい色の花が開花する目的は、何でしょうか?それは美のみ栄えをあらわすと同時に、ハチを呼び受粉してもらい、実を実らせ、次の世代の花を咲かせる為です。人間の場合は、世の為になる次世代を育てるためです。子育てには大変な手間と時間がかかります。動植物だと数ヶ月の子育てや苗育て期間でいいものが、人間だと数年から19年かかります。しかし、最近の親は、2-3歳児の一人子を施設に預け、早くから子育ての時間と手間を減らしています。2006年の出生率は、人口維持に必要な夫婦当たり2.07人が1.32人になっています。労働適齢者層が少ない日本人の危機です。これでは私達が20年も経つと光熱費、医療費等が高騰し、年金が激減してしまいます。もっと子育てに時間をかけましょう!質素でも子供が多いほうが自分の人生が楽しく豊かになります。国も豊かになり年金や福祉も整ってきます。親や師への報恩にもなります。育児法を学び、子供を育てることで親は、自分を学べ、厚みのある人間に成れます。(^-^)
現代は精神的な病気が多くなってきて事件を起こしています。それを防止するには、①自然と接すること ②小さい内から色んな人間と接すること ③正しい食生活を持つことが大切です。正しい食生活と歯みがきが健康の第一の基本です。愛情の篭ったおふくろの味や日本独自の伝統食が一番です。健康やうまみに貢献するカビや菌を利用したしょうゆ、味噌汁、納豆等は、世界に誇れるアイデンティティー食品です。添加物のある食品やファーストフードは出来るだけ避けましょう。地元産の物を地元で消費する地産地消も大切です。家庭では、まず、健康管理、食品そして家庭で使用する衣食住すべての商品に関する情報をよく知ることが大事です。(^-^)/
自然はアイデンティティーの集まりです。そこでアイデンティティーを自然と学べます。例えば、林には、色んな生物が生きています。虫も鳥も、食べられる実も、乗って遊べる木も。樹木は、人間を元気にしてくれます。CW.ニコルさんは、子供の時ひ弱な体質でしたが、智慧あるおばあちゃんに言われて、林の中の大きな木を毎日抱いて元気になり、次に木登り等して遊んで心身健康な体になりました。アトピー、アレルギー、うつ病等の現代病は起こりません。
自然に触れ、自然と遊び、智慧や情緒や芸術性を育て、外で過す時間を多く持つことが重要です。野と花を観察し愛すこと。歴史ある伝統芸術を愛すこと。手塚治虫先生はクラシック音楽や宝塚を愛しました。舞道、茶道、書道、剣道、仏道など何でも伝統のあるものを吸収した上に自分のアイデンティティーを伸ばすと発展します。「好きこそものの上手なれ」脳学者で有名な養老孟司先生や漫画家手塚治虫先生は戸外にいる虫が大好きでした。そこから大きな世界を学ぶ出発点としたのです。(≡^∇^≡)