さて、ちゃんと紙の話をしますね。
紙を買った記憶といえば、
小学生のころの画用紙や書道用紙。
大人になって、包装紙。
パソコンをいじるようになってプリント用紙。
店のメニューをおしゃれにしようと
プリント用紙を柄付きにしてみたり
写真をきれいに印刷したくて写真専用紙を買ったことも。
紙は欠かせないものだから
充分こだわっていたつもりだった。(おもに値段。)
ネットショップを始めたら、、
包装やラベル、梱包などたくさんの資材を選ぶことになった。
中身は同じなのにそれなりの包装では
それなりにしか見てもらえないということに気づく。
つまり、商品の良し悪しとは関係ない部分も重要だとわかる。
まして、ギフトとなった場合はなおさらだ。
そこで今回、ギフト用にショッパーを作るにあたり
素敵と言ってもらえるようにがんばることにした。
デザインは特にしないが、お店の看板猫ちゃんの絵をのせて
割としっかりした紙袋にしようと決めた。
100均で買った模造紙で試作してみたら
描いていただいた絵がとてもかわいいので
それなりに素敵に出来たのだが、
絵の雰囲気を伝えるには紙の質感が足りない気がした。
また、大きさの割に紙が厚く、しなやかさに欠けるのと
折った部分が割れてしまったりする。
そのようなわけで紙を選ぶ必要性が出てきた。
さて、そこで前出の紙屋さんの友人を思い出す。
紙のプロでしょ、と連絡を入れたら
どんなことでも聞いてくれときた。
なんだかんだとメッセージのやりとりをしたが
らちが開かないので、実際に見せてもらうことにした。
向かったのは神保町にある
「竹尾 見本帖本店」
紙のサンプルが並ぶだけのお店に
誰が来るのだろうとちょっぴり思った。
(ごめんなさい。実際たくさんの人が来ていました。)
私はたぶん開店直後に入った客。
すると間もなく、若い女性が入ってきて
おもむろに店内にある注文書をとって記入を始めた。
常連さんか?
私も負けじと買う紙を決めようとおもったが、
目の前に広がるサンプルの海、海、海。
欲しい紙の色は白と決めていたから
白っぽいエリアに行ってみる。
様々な白とさまざまな表情の紙が並ぶ。
あとは選ぶだけだけど、
色以外のわずかな差異がわからない私は
その難しさに気づきお店の方にアドバイスをもらいに行く。
「こんな大きさのショッパーを作りたいのですが
どのくらいの厚さがいいのでしょう?」
相談の結果、紙の厚さは130kgがいいだろうと教えてもらう。
(なぜ厚さをkgで言うのかはお調べください。)
白くて130kgの紙、絞れたようだが
それでもまだたくさんの種類がある。
お店の方が素人まるだしで迷う私を
気の毒に思ったのか、声をかけてくれた。
備え付けの膨大な資料を使った探し方まで教えてくださった。
だが、その説明をきいただけで、逆に私はお手上げ。
何か要素を決めてお店の方に絞り込んでいただく作戦とする。
「インクジェット印刷」というキーワードで絞ってみた。
これは簡単だった。
対象が全体の100分の1以下に。(←イメージです。)
しかし、このキーワードは適切ではなかった。
紙屋さんに「インクジェット印刷用」というと専用紙が出てくるのだ。
それは非常に鮮明に画像を載せることができる紙。
つまり、印刷することによって最大の魅力が出る紙だ。
そして素っ気ないのに高価。
それは私の意図するものではない。
印刷は普通に出来ればいい。
そこで今度は表面がボコボコしているかどうかで分ける。
表面に凹凸のある紙を避ける。
すると白い紙のジャンルでも4分の1くらいになる。(←イメージです。)
それでもまだ何十種類もある。(←イメージです。)
次に
使うプリンターがA3ノビまでなので使える最大の大きさで欲しいというと
これが結構いいキーワードになった。
というのも、もともと紙というのは下記のように大きく作られ
私たちがA3とかB4というのは
その紙からそれぞれ切り出されるものなのだそうだ。
呼び方 寸法
菊判 636×939mm
四六判 788×1091mm
ハトロン判 900×1200mm
だから下手な寸法で切ってもらうと、切れ端の無駄が多く
割高にもなるし、ゴミも増える。
そう教えてもらうと、それが一番の決め手となる。
物を作る際、ゴミになる部分が多く出るのは私の主義に反する。
だったら、大きな紙の状態を4つ切や8つ切したままで
A3ノビの大きさに近いものはないのかと聞いてみた。
そしてお店の方が電卓を叩いて、見つけてくれたのが
菊判の4つ切という大きさの紙だった。
そして、ショッパー製作の際、避けられない「折る」という作業を
簡単に美しく仕上げるために「縦目」という紙の繊維の向きを選ぶ。
(この「縦目」「横目」の話がまた紙らしいお話なのだが割愛。)
「白」 「130kg」 「菊判縦目」
菊判が少ないこともあって、
この3つのキーワードでかなり絞れた。
あとは白さや質感の好みと直観だけ。
サンプルとして数種類買った。
ところが選んだ紙にはA4判のサンプルがなくて
全紙、つまり菊判の大きさしかなかった。
多い分には構わないがのだが
高速バスで遠路はるばる来ている私には
畳1/3くらいの大きさとはいえ、
この紙をきれいに持ち帰る自信がない。
他に寄るところもあったし。
丸めるしかないか?という状況。
続く・・・・
ご興味のある方のために「竹尾」さんの
紙を選ぶサイトへのリンクを貼っておきます。
http://www.takeo.co.jp/finder/