墜落しないラジコンヘリが実現出来ないものかと頑張っていた時期です。

SKOOKUM SK GPS Positioning Moduleなるデバイスを見つけて、実験機のT-REX450に搭載しようとしている時の写真です。

2013.3.1


2013.3.3


2013.3.6


小型機への搭載はスペース的に無理がある気がしますが何とかなったようです。


2013.3.10

テストフライトを動画に撮りたかったのだと思います。


このPositioning ModuleにはGPS、コンパス、気圧センサが内蔵されており、6軸ジャイロ(3軸角速度センサ+3軸加速度センサ)との連携で機体は地球上で自分がどこにいてどこを向いているかが三次元的に分かっています。


機体の位置を維持する、高度を維持する、スティックを離すと機体が水平に戻る等はドローンでは当たり前の機能ですが、このPositioning Moduleはシングルローター機の背面飛行にも対応しており、スイッチオンで正面にフリップする、スイッチオンで正面にフリップしながら高度を引き上げる等の動きも可能でした。


さらに、限界高度(例えば離陸地点から上に10m)を予め設定しておいて、フライト中にその高度を下回ったら強制的に前述の「正面にフリップしながら高度を引き上げる」の動作をさせることも可能でした。


シルフィードを含む複数の機体で合計3回くらい、姿勢や舵が分からなくなって墜落しかけた時に発動しました。

良いお値段のデバイスでしたが、全損を3回も回避できたと思えば元は取れていると思います。