通ってるバッティングセンターで
球速120キロの球を、まともに脇腹の上にくらった。
先に申し上げておきますが
バッティングセンター側に一切の過失はなく
100%わたしの自責点です。
バッセンで、まさかのデッドボールとなった経緯は
近くの打席で打ってた人の手がすべったのか
すっぽ抜け放たれた金属バットが
すごい勢いでこちらの打席へ飛んできた。
突然のことにパニックに陥ったわたしは
バッティングの手が止まってしまい
打席内に転がった、そのバットを拾おうとした瞬間
ドゴッ。
まだゲーム中のマシンから出てきた球が
見事、熟女の脇腹にストライク。
…
なんて頭の悪い、とっさの判断なのだろう。
ひとつ言い訳をさせてもらえば
バットを放った本人が「すみません!」と言いながら
こちらへ近づいてくるのも目に入って
完全に気を取られたことだ。
できればゲームが終わるまで
おのれの打席で待っててほしかったのよ。
球が身体に命中した直後、息が止まった。
何秒も呼吸ができなくて苦しい。
瞬間的な痛みでいえば
今まで経験してきた痛みの中でもトップクラス。
これがたとえば、万一、硬式球だったとしたら
不幸にも人生の幕を下ろしてた可能性だってある。
たまたま、ここはよく知った
軟式球しかないバッティングセンターだったが
数年前に、はじめて行った
神奈川県内の大きなバッティングセンターにて
何も考えずにうっかり
硬式球打席エリアで打っていたことがある。
可能性はゼロじゃない。
わたしのように、とっさの判断が苦手な者は
さまざまな場面で重大事故につながりかねないと
本気で恐ろしくなった出来事だった。
バッティングセンターで死ねない。
で、痛みが引かないので
家にあったパワーテープを
ダメ元で患部に貼ってみたけど、やっぱりダメだった。