高校では柔道部だった。
かわいい顔をした、中学からの同級生と一緒に入部したら
彼女が筋トレがきついとかですぐに辞めてしまい
取り残されたわたし、女子部員ひとり。
当時、女子部員は先輩がひとりだけいたけど
マネージャーを兼任しており
また、あまり部活に来ないまますぐに引退の時期を迎えた。
かわいいほうが辞めて
ブス(=わたし)が残って明らかに残念がってる
周囲の男子部員の反応を
どうしても繊細に感じ取ってしまって
ショックを受けた高1の初夏
辞めずに続けたのは
どこかでその悔しさがあったのかもしれない。
その後、女子部員は入部してもケガなどで続かず
結局、高校卒業まで女子ひとりだった。
さらに20代後半まで
地元の体育館の武道場にときどき通って
ゆるく稽古を続けたのは
普通に楽しかったからかな。
ここに通ったことがきっかけで
今のライフワークとなる
バッティングセンターにも出会えた運命
ただ、激弱くセンスなく
明らかに向いてなかったのに
いったいなぜ柔道を続けていたのか。
…
先日、大雨の日
道路の一部にアートな装いを施した部分があり
そこに足を踏み入れたら、派手に滑った。
しかし、とっさに受け身を取ったことで
コンクリートへ打ちつけたはずの身体への負担は少なく
すぐに起き上がることができたのだ。
肘の擦りむきと引き換えに。
万一、受け身を取っていなかったらと考えると恐ろしい。
大人になってから久しぶりに転倒して
柔道の受け身練習が
はじめて日常生活で役立った。
柔道を続けていたのは
この日のために違いないと確信した瞬間
そのようなわけで
ずっと捨てられなかった柔道着
捨てます!!!(断捨離