小売店でレジ打ちの仕事をしている

中年フリーターです。




勤続10年。


10年間レジしか打ってないのに

「レジ打ちが遅い」っつって上司に呼び出されたのは

どこのどいつだっはーーーーい??




アタシだよ!!!!!





けっしてふざけてるわけでも

サボってるわけでも楽してるわけでもなく

むしろ全力尽くして、このざま。


どうもその、ちんたらしてるらしい様子を見ていて

イラついた社員のどなたかが

上司に報告 → 呼び出しの流れになったみたい。



指摘された、遅いと思われる主な原因は

セミセルフレジの操作を

お年寄り客(多い)に教えてるからだと言われた。


お、おう…




っていうのが、ひと月くらい前のこと。





@福岡県北九州市(2021年)




あれからわたしは心を鬼、いや無にして

上司からの教えどおり

店のマニュアルに沿ってやることを

いちばんに心がけ


常に周囲の社員からの視線と

防犯カメラの存在を意識しまくり

おそらくレジ打ちは前より多少、速くなったと思う。たぶん。



それと同時に、何年も前に従業員の投票により選ばれ

長きに渡って名札の下につけていた

『接客サービス優良バッジ』をそっと取り外した。


レジのやり方は時代の流れで、昔と大きく変わったし


特にここ何年か

嫌というほど無能さを突きつけられる自分が

まさかの接客優良だなんて笑っちゃうよなと

違和感を抱いていたためだ。



もうねバッジなんてね、いいの、どうだって。


そんなことよりも毎度、出勤前のロッカーで

抗不安薬のお世話になるほどのメンタルをどうにかしたい。





それでも、わたしは今のところ

できる限り長くここで働かせてもらいたいと考えいる。


同僚はみんな優しいし

やはり慣れている職場の雰囲気


あと、これは語弊があるかもなんだけど

レジ打ちという作業そのものが

ミスれないという緊張感と隣り合わせではあるものの

未だにどこかゲーム感覚で楽しくもあること



このような日常を送ることができるのは

当たり前じゃない。


災害のニュースを目にするたびに

改めて今、1勤務1勤務を

自分なりにちゃんとこなそうって感じ。