7月28日
テレビで高校野球の
埼玉県大会決勝戦を見ていたわたしは
衝撃的な事実を知った。
優勝した浦和学院の三浦貴(みうら・たか)コーチが
大腸がんにより
4日前に45歳で亡くなったのだと。
え。
『みうらたか』って、もしかして…
やはりそうだった。
1996年、わたしが高校3年生のとき
テレビで見ていた甲子園で記憶のある
浦和学院のエースピッチャーだ。
当時の彼の顔をはっきりと覚えてる。
高校卒業後のことは知らなかったが
東洋大学→巨人→西武でプレーしていたらしく
プロ引退後は運送会社で働きながら教員免許を取って
2013年から母校の浦学へ。
もう何よりも
自分と同じ年である人の病死というのが
すごく、ズキンと来る。
亡くなるひと月くらい前まで、部員の指導にあたり
7月の埼玉大会序盤も球場へ観にきたという。
まだまだ生きたかったはずなのに
志半ばで旅立った。
そんな彼が掲げていた言葉が
『一瞬に生きる』
先を見すぎて、目の前の一瞬をがんばれなかったら結果は出ない。
常に今を全力で生きろーー。
甲子園での今大会中に
浦学野球部員の言葉から、たまたま知った。
自分もそうでありたいと、どこかで思いつつも
そこまで強く意識することがなかった
“今を全力で生きる” ってことが
はっきりと心に刻まれた瞬間だった。
これはスポーツに限った意味でなく
先のことを考えて不安になったときなど
いろんな解釈で
自分の味方になってくれる言葉でもあると思う。