いつも通っているバッティングセンターで。
着替えて帰るとき
さっきまで世間話していた従業員のかたに
ひとこと声をかけようとすると
「あ、ちょっと待ってくださいね!」
って言いながら
たった今、店から出ていった若い男性客を追いかけた。
なんだろ。忘れ物かなと思ってたら
お店でプレーしないで
店内の両替機で両替だけしに来た客を見逃さず
とがめていたのだった。
すごい。
この男性従業員は、混雑している中
常連客と雑談しつつも
店内の様子をちゃんと見ているし
何よりも、デーハーなパツキンのにーちゃんを呼び止め
きちんと注意ができること。
従業員なのだから
当然じゃないかと言われればそうかもしれないけれど
ここは日本屈指の歓楽街。
特に夜になると
(わたしから見て)やべーやつらが
そこらじゅうを闊歩する。
しかも、注意のしかたが上手で。
「そんなの言いがかりだろ!」
って逆ギレ、反抗する客に対して
丁寧な物言いの中にも
しっかり言うべきことを言う
彼の姿を見たわたしは、小さく感動した。
従業員「もう次はできないですよ」
客「わかったよ!」
…
その場にいるのが何となく気まずくて
逃げるように帰宅しながら考えた。
もし自分がここの従業員だったらと想像したら
いやー、こんな、とがめる勇気ないなって。
たとえ注意できたとしても
衝動的にうっかりまずい言いかたしちゃって
トラブルに発展しそうな予感しかしない。
そして、そんなわたしに対して
先ほどのデーハーパツキンにーちゃんは
きっと、こう吐き捨てるだろう。
「ババアはだーってろよ!!!(黙ってろよ)」
バッティングセンターとはいえ
夜の歓楽街で働くとしたら
こういったコミュニケーションがうまくないと
やってけないよなぁって思った出来事。
従業員のかたを尊敬する!!
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この日、自分で決めている課金上限額まで回数券を購入し
残り1枚・あと4球で終了というところで
打球がホームランボードに命中。
ホームラン出るまで4時間粘って
気がついたら夜でした。